自分の名前をもう一段好きになった日。
皆さんは、自分の名前は好きですか?
私は自分の名前が好きです。
そんな私に先日、自分の名前をより好きになる出来事がありました。
名前って、当たり前ですが改名しない限りは100パーセント自分の力では手に入りません。
それがお気に入りなのは、ラッキーな人間かもしれません。(笑)
私のnoteでの名前は「かえちゃん」ですが、本名は
「楓(かえで)」です。
「かえちゃん」は子供のころのニックネームです。
生まれる前から父が、
男の子が生まれたら「○○(兄の名前)」、
女の子が生まれたら「楓」と決めていたそうです。
余談ですが、私は生まれる前、母のお腹の中で兄の時より激しく元気に暴れていたらしく
両親に、絶対に男の子が生まれる!と思われていたらしく
生まれてみたら、まさかの女の子でびっくりしたそうです(笑)。
男の子だと思われたので、次男の名前も用意していたらしい…。
そんな(どんな)私の名前は父のたいそうお気に入りで、
子供のころ、新学期のたびに
「先生に良い名前って言われなかった?」て毎回聞かれるほどでした(笑)。
子供心ながら、誰か一人の名前を褒めるなんてないよ・・・と思っていましたが
そういった父との掛け合いがもう本当に何度も数えきれないくらいあったのも、自分の名前を大切に出来た理由のひとつかもしれません。
子供の頃は誰かに名前を褒められるっていうのはなかなかなかったですが、
(代わりに男の子に間違われることは、本当に多かった。苗字とセットだとちょっと男の子っぽいんです)
大人になってから褒められることはとても多くなりました。
昨年、前職の新しい組織のメンバーでリモート飲みをしているとき、
唐突に上司から
「○○(私の苗字)楓って、本当に良い名前だよね~」って言われたときは、いっぱい人がいる前で!と、驚きましたが、嬉し恥ずかし、とってもありがたかったです。
そして、先述しました先日また自分の名前を好きになる出来事がありました。
新しい上司の方が小さいお子さんがいるのでずっとリモート勤務しており、
私が今の職場に入ってからやっと会えたんです。
それは、業務のことでやりとりをし終わった後に突然にやってきました。
「ぼく今日会えるのを楽しみにしてたんですよ~!楓さん」と言われ
いきなり下の名前で呼ばれたことに驚き、ずいぶん距離感が近い人なのかしら・・・と思っていたら(笑)
「ぼくの娘の名前も楓なんですよ!」と。
そして
「名前の由来って何ですか!?」っといきなり聞かれる。
初対面の方に名前の由来聞かれたのは初めてです(笑)。
そして業務中です。リモート推奨の職場ですが、ちらほら人いるよ~。
名前の由来ももちろん好きですが、さすがに皆がいるなかで話すのは恥ずかしい…そうすると
「では、僕から話しますね!」と。
上司の方は
「楓の木って根を結構深く張るんですよね。でも、上の方の葉がある部分は風に合わせて揺れる。そんな風にしっかり根を張りつつも、環境や人に合わせていける部分もある。そんな風に育ってほしくて~・・・」と物凄く熱く語ってくれました。
ほとんど似たような由来だったので私も父がつけてくれた理由を話すと、
なんだか上司の方も嬉しそうで。
私も恥ずかしいけど、嬉しくて。
あぁ、この方も私の父と同じで娘さんの名前を本当に気に入って大切にしているのだな、と感じました。
そして最後に上司が
「楓、素敵な名前ですね」と。
私も
「娘さん、素敵な名前ですね」
二人で笑顔になりました。
なんだかドラマとか映画のようで、
心がとってもとっても、あたたかくなりました。
『名は体を表す』という言葉がありますが、まさにそうなれるように、
私も両親からもらった名前を抱きしめて、より一層大事にしていきたいと思います。
今度父にあったら、また報告です。
「お父さんのつけてくれた名前、褒められたよ」と。
読んでいただき、ありがとうございました。
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