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5年のクライアント経験を経て思うクライアント力とは積み木遊びを楽しむ力

ネタをください企画、第2弾。まーさんからのお題で
【5年かけて得た「クライアント力の要諦」】
5年経つからこそ?思えることを書いてみます!

Thanks まーさん

プロコーチとしてはまだ1年目、でも実はコーチングのクライアントとしてはもう6年目にいつの間にかなっていた。

結構珍しいのかも知れないけれど、この6年は同じ人からコーチングを受け続けている。前期の1-5年目までは月に1回、(1年のお休み期間を経て)後期の今年は月に2回、毎月欠かさず受けてきた。

5年の経験を振り返って、クライアント力とはなんなのか?を改めて考えてみると、それは積み木遊びを楽しむ力だと思う。

こんな人に向けて書いています
・コーチングを受け続けると何が変わるのか知りたい人
・クライアント力って聞くけど何か良くわからない人
・コーチングを受けることで得られるサブ効果を知りたい人
・自分を見つめなおすことを誰かと一緒にする理由を知りたい人


最近どんな感じ?から始まるコーチング


コーチの発言はいつも同じ一言から始まる。

「で、最近どんな感じ?」

思っていること、感じていることをバーっと心の赴くままに出す。ひたすらいろんな事柄を出し切って終わることもある。特に気になっていることについてをめちゃめちゃ喋る時もある。思いがあふれて止まらないこともある。

大体コーチはそこで聴いてある。
「へー、ふーん、ほうほう、どゆこと??」

相槌を打ちつつ、時には質問を挟み、私が私の中で納得できてなさそうなことについてはさらに喋るように促してくれる。「どゆこと?」の質問はコーチの興味から聞いているというよりは、私の中でうまく整理できていないから言語化されていないことを引き出してくれている。

私は私の中で納得していないというかうまく整理できていないから、めちゃめちゃ考えて喋る。喋っていると何が自分の中で引っ掛かってたのかがなんとなく見えてくる。

またコーチがこういうことなんじゃないの?と別の視点を出してくれたり、〇〇な時の人の行動パターンって…のような心理学的なサイドで見た見え方とかを伝えてくれる。

ついこの間のコーチングのやりとりはこんな感じ
「最近仕事がうまくいかなくて燃え尽きた感がある」
『前に燃えてた時はどんな時だった?』
「〇〇の時は、しんどさもあったけど、頑張りたいって心から思ってたから燃えてました」
『何に対して頑張りたいと思ってたの?』
「クライアントの事業が良くなることと、厳しいけどなんだかんだ尊敬して大好きな〇〇さんの力になりたいって思ってました」
『今そんな風に思いを向けられる相手、いるの?』
「いないですね…燃え尽きたって言ってますけどそもそも燃えるものがなかったです…」

コーチはいつもこんな感じ。私が気づいていない死角や足りない視点を補ってくれる。最早当たりすぎて直感というよりは予言じみてるけど、直感もぶつけてくれて私の理解や想いがどんどん深まっていく。

6年もなんで受け続けてるの?意味あるの?


6年も受け続けてるってことは何か目標なく受けてて、マンネリ化してるんじゃない?なんてことを言われることもある。6年受けても独り立ちできないってそれ独り立ちさせないようにコントロールされてるんじゃない?なんて。

目標は一応ある、ただそれは"より良い人生を歩み、幸せを掴みに行く"というとても大きな目標なので、あと何回で終わりです、とはいえない。

その時その時でより良いは変わっていくし、自分の今の行動によって、次に取れる選択肢が変わっていくから。

だから毎度毎度調整してどんどん上を目指して進んでいる感覚がある。

セッションまでのひと月で得た経験や発見を改めて整理して、自分の糧として次に生かせるように整理して新しい視点をもらう。その上で次に向きたい方向性の微調整をする。

そんな感覚。


去年1年間、5年受け続けてきたコーチングを実は一度放り出した。

意味がなく見えたのだ、それこそマンネリ化してなんとなくで毎月お金を払い続けている。無駄だ。そう感じた。

コーチングを受けるのをやめて1年後、私はそれまでと同じように色々な経験をして1年を過ごしていた。でも、ただ1年を過ごしただけになってしまっていた。

経験した中で気づいたことは言語化されていなかったので、何か学びになることはなく、また経験した中で失敗しそうだったことや失敗したことをちゃんと把握して失敗の理由を見ることもしなかった。

その結果、一つずつ重ねていた経験は消化不良で歪な形のまま、経験として積まれてしまって、ちょっとしたことで崩れてしまう状態だった。

どういうことかというと、経験したから大丈夫!って思ってても、すぐに失敗して自信を無くすことを繰り返していたのだ。

失敗して自信をなくすことを繰り返していたらいつしかどこに向かいたいのか、方向性も迷子になり、磁場を見失った方位磁石のようにぐるぐるぐるぐる回り続けていた

コーチと語ることは、経験という原木から積み木を磨き上げていくこと


コーチングを受けた5年間、そして受けなかった1年間、それぞれを経験して思うクライアント力とは、経験で積み木遊びする力だって思う。

日々の生活でさまざまな経験をして、いろんなことを感じて考えて思って、人は生きている。そんな「何があったのか?」や「どう思うのか?」を言葉にして出すこと、それがまず積み木の原木を削り出す作業だと思う。

この言語化して外に出す、ということは最初のうちはとっっても難しい。四角く切り出したいのに丸くなってしまったり、どうやったら四角くなるのかわからないってなる。

でもそんな丸かったり、歪な形をした原木をコーチとあなたの間の真ん中に置いて、2人で一緒に眺め、削り、磨き上げていく。「なんでかな?」「こう考えられるかな?」「何が嫌だったのかな?」なんて見ながら少しずつ中につまっているものを磨き出していく。

そして次第に、この経験はこんな素敵な経験や発見があった!と形を整えて色が塗られていく

1人でも磨いたり色を塗ったりすることはできる。でも一緒に磨いた方が早いし、見えてない側面を見てもらうこともできる。

この原木削りだしは、ある意味訓練だ。最初は望んだ形と遠くなってしまったとしても、だんだん最初から四角く削れるようになる。

つまりあなたが最初はうまく経験したことや想いや考えを口に出して説明できなかったとしてもだんだん話すのが上手くなってくる。楽しくなってくる。

これがある意味クライアント力の一つ目の要素だと思う。長年何度も何度も自分の言葉を外に出す経験を繰り返しているとだんだんうまく伝えられるようになってくる。言葉が整理されてくる。

原木削り出しがうまくなってくると、どんなコーチとのセッションもめちゃめちゃ楽しく過ごせるようになる感覚がある。既に大方形は整っているから、あとはそれを二人でどう形を整えていくか、色を塗っていくか。そこを全力で楽しむことが出来る。

そんな原木磨き出し作業はもちろん、コーチング以外の場面でも生きる。誰かとコミュニケーションをするときも、自分の考えを発信するときも、この能力は生きてくる。

誰かと一緒に楽しんで生きていく、その過程においてこの原木磨き出し能力はとっても有意義だ。

磨き出した積み木を積みあげて遊んで理想の形や未来を探していく


原木を削り出してできた積み木を次は積み上げていく。しっかり削られた積み木は積みやすいから、安定した柱のようにして、あなたがどんどん上を目指すための支えとしてもいい。

逆に綺麗に削られてるからこそ、ちょっとチャレンジングな、不安定だけど美しい形に積み上げてみるのもいい。

そんなふうに色々遊べるのが積み木遊びの醍醐味。

もちろん一人で集中して積み木を積むのも楽しい。

でも私は誰かと一緒に積み木遊びをしたいなと思うのでコーチを付けている。コーチのおかげでここは重心が悪いとか色が微妙とか意見を言い合える。

崩れた時もなんでダメだったのか考えることができる。次はもっときっと好きなように積める。

経験という積み木を使って、次にどんな形・未来を作っていくかを誰かと一緒に作っていくのってとっても楽しい。

ずっと同じ人と積み木遊びする必要はもちろんない。違う人と遊ぶことで新しい積み方が知れてそれもすっごく楽しい。

積み木の積み方はコーチそれぞれ。どう削ってどう塗ってどんな形に積みあげていくかはあなたとそのコーチが作っていくもの。その時によってきっと作りたいものも違うから、服を着替えるようにコーチを変えてもいい。

私の場合はたまたまいつまでも遊んでいたいコーチに出会ってしまったのだ。だから、欲張りだけど、着替えるじゃなくて重ね着しちゃうのだ。それが今6年目を迎える私のコーチングとの向き合い方。


まーさんから頂いたネタで考えてみたら自分なりにはしっくりくる表現、【積み木遊び】が出てきてなんだか気持ちがスッキリ。改めてまーさん、素敵な機会をありがとうございました。(後5-6個のネタも全部書く予定です(笑)


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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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