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日記

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日記という形式の器の大きさに存分に頼る
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2021年11月の記事一覧

2021年11月26日(金)

在宅。マネージャという振舞いをする日。通販で購入したダウンカーディガン的なものが似合わずメルカリに出したら即売れる。損益の幅を少しでも減らすための手間。やはりシャツのうえに羽織るのはメインのアウターに限り、中間のものは似合わないという思いを強くする。それ一枚で寒さに打ち勝てるアウターを買い足す決意をする。妻の帰宅にあわせてうどんを茹でる。麺が柔らかくなっていくごとに妻が家に近づいていた。

2021年11月25日(木)

給料が入る。ATMに人が並んでいる。板前も板前の格好のまま現金をおろしている。明日にはカードの代金が先月の自分によって引かれる。金を払うという重みを感じさせないシームレスさがさらに高まっている。

2021年11月24日(水)

坂口恭平の【土になる】を読んでいる。この人は世界を捉えるレイヤーの細かさが段違いだと思う。世界には自分も含まれている。実践が私には足りない。

2021年11月23日(火)

新宿で【ボストン市庁舎】を観る。自分の人生を語るというのが主語を大きくするが日本人は苦手だ。先日の係長研修でも似たようなことが講師から話されたことを思いだし、「進研ゼミでやったところだ!」式の記憶の浮上がなされた。そういえばあの講師も留学先はボストンだったような気も。ドキュメンタリーのラストシーンの選択はフィクションのそれより遥かに興味深い。どのように終わるのかというのが、一見逆のように思えてフィ

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2021年11月4日(木)~2021年11月22日(月)

まずは初心者マークを外すことを目指して俳句をそこそこ作っていて、あるいは作ろうと試みていて、その試みは要するに今までなら日記というフォーマットで散文にしていた類いの感慨や直観を韻文にするということだから、そして一方で散文として公募に出す用の小説も書いていたから、日記を書く気にならなかった。しかしどうにも気になるというか見て見ぬふりをしてやり過ごしている感もあったので再開しようと思った。書かなかった

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2021年11月3日(水)

都心に出る。かの有名な帝国ホテルに行くのだ! というのは本当ではなくて、というか行くのは妻だけだが約束しているらしい時間まで都心に出て時間を潰すことにした。有楽町のジョナサンに行ってアサイーボウルモーニングを食べる。アサイーボウルは初めて食べた。はっきりしない味だったが、食べ慣れている妻は美味しいと言っていたのでこれがアサイーボウルなのだろう。それからニトリに行き買い物をして別れる。私は三田線で板

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2021年11月2日(火)

評価者会議に参加する。ヒョウカシャカイギ。「ヒョウ」で一回切れて、「カシャ」で声に再び力が込められ、「カイギ」は普通にフラットな感じ。

2021年11月1日(月)

月初が月曜日だと何か清々しい気分になる。うまいこたやったな、と声を掛けたくなるような感じ。

2021年10月18日(月)~31日(日)

二週間日記を怠った。記録を怠り、記憶を怠ったということでもあった。特筆すべきことは少ないが、特筆すべきでもないことを特筆するのが日記の機能として考えているから、それは言い訳にならなかった。妻が生まれ育った江戸川区の平井に行って徘徊した。義父母と合流して一緒に料理を食べ、別れてからまた徘徊した。おろしたての革靴が私の特に右足を締め付けていた。荒川が流れていた。その翌週は実家に帰った。革靴はそのあいだ

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