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デンタルフロスを使いだしたら虜になった話

『オーラルケア』をしていますか?

オーラルケアとは
口腔の手入れ。歯ブラシや洗浄液などを使って、虫歯や歯周病を予防すること。

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また1日の中で、ケアの時間はどのくらいありますか。

朝・昼・晩・間食後の歯磨き、接客前など、1日30〜1時間ほど、歯に向き合っている人が多いのではないでしょうか。

「毎日歯磨きは欠かしません!」。そんなあなたにお尋ねします。

「デンタルフロス、使っていますか?」

私も3食後や人前に出るときは、歯を積極的に磨いていた1人です。でも、虫歯ができてしまう。「歯磨きしっかりしているのに、何故虫歯ができるの!」と思っていました。

そんな時に出合ったのが”デンタルフロス”。

1度使い出してから、デンタルフロスの虜になった話をします。

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オーラルケアの結果はアラフォーから訪れる

歯の健康を考えるとき、多くの人が注目する点は「虫歯」です。

現に40歳までで歯を失う原因でもっとも多いのは虫歯とされています。

しかし、40代を過ぎてからこうで、もっとも脅威をあらわしてくるのが「歯周病」です。

歯周病とは、
細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気

日本臨床歯周病学会

30代以上の成人の約80%は、歯周病にかかっているそう。

歯周病にかかると、歯磨き後に歯茎から血がでたり、歯と歯の間に食べ物がつまりやすくなったりします。

歯周病は、歯が長くなったように感じたり歯並びが変えたりと歯の見た目にも変化を起こします。

かくゆう私も、長女を出産後、歯が伸びたように感じた時がありました。

そのときは、今ほどオーラルケアの重要さを理解していませんでしたが、ケアを怠ったり後回しにすると、このままでは取り返しのつかない状態のなるのではないかと不安になったことを覚えています。

歯周病は、急になるものではなく、日々のオーラルケアでは取りきれなかった歯垢(プラーク)から細菌が増殖したり、喫煙やストレスだったりから発症します。(場合によっては、遺伝や体質の可能性もあります。外的要因がすべての原因ではありません)

20〜30代のケアの習慣や結果が積み重なり、40代で歯周病として存在感をしめしてくるようです。
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お口の環境は経済力と比例する

話は少し変わりますが、口内環境・口内状態は、経済力と比例しているといわれています。

「歯医者に行く時間がとれない」「治療費を払うお金がない」、そういった理由から、歯医者にかかる人は、貧困層と言われる年収の人ほど少ないそうです。

確かに歯は体の部位のなかでも、なかなか我慢強いのではないでしょうか。虫歯があったとしても、でき初めてすぐ痛むケースもあれば、折れるまで痛みを隠しているケースもあります。

痛くなったらすぐ警告してくれる訳じゃないので、後手後手に回してしまう人も少なくないでしょう。

また、子供たちの虫歯の状況にも経済力は色濃く出ています。

「共働きや片親で、忙しく歯磨きをしてあげる余裕が持てない」「子供の口内環境まで配慮できない」などの原因によって、一定層の子供たちになると、虫歯が多い子が多いそうです。


2015年、内閣府より「う歯の状況」

幼少期、子供たちの市の定期検診でも歯医者の診察が設けられ、希望者にはフッ素を塗ってくれます。

また妊婦健診の一つにも歯科検診が含まれているくらい、わかりやすく歯の健康を維持することの重要さを国も推奨しています。

しかし、生きていくことに直結しない歯の問題(実際は直結しているが、見えにくい・実感しにくい)に対して、「治療費を払うならほかの物・ことに使うたい」「治療費が払えない」などの理由も理解できる気もします。

自治体ごとに、1年に1度や、5年に1度など定期的に無料で歯科検診を行っている地域がほとんどです。そういった無料の歯科検診があることや歯がなくなったあとの重要さが浸透していないのも、歯医者は後手になってしまう原因かもしれません。

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私がデンタルフロスに出合った経緯

ここまで歯について話してきましたが、私も虫歯によって歯を一本折っています。23歳くらいの時に、右の上の歯が歯磨き中にボキッと折れました。

それまでまったく痛みもなし。折れた瞬間も痛みがありませんでした。

当時の私は、若さにかこつけて、食生活の中心はお菓子ばかりです。若さゆえに食べても太りにくく、食べたい物しか食べない生活をしていました。

接客業をしていたので、歯は節目節目に磨いていたものの、偏った食生活や夜、寝落ちしてしまう生活が、歯を蝕んでいました。

そのまま放っておいたのですが、笑ったときに歯がないという恥ずかしさから、今は歯を入れています。

インプラントをいれていますが、そこまでの道のりはとにかくお金がかかりました。
冗談ではなく、「あのとき、歯をしっかり手入れしておけばよかった」と何度も何度も思っています。

その経験もあり、子供たちの口内ケアは必死です。

とにかく虫歯を作らないように、将来困らないように。

そうやって日々時間をつくり、子供たちのケアを行っています。

そこまでしていても、長女の歯に小さな小さな虫歯を発見。急いでかかりつけの歯医者へ駆け込みました。その際に紹介されたのが「デンタルフロス」。

歯と歯の間の汚れが落ち切っていないと、歯磨きをどれだけしても虫歯になってしまう可能性があるとのことでした。

「使ってみたい。でも子供たちが怖がるのでないか」。そう思った私は、まず、自分から試してみようと思います。そこで手にしたのがのデンタルフロスです。

さっそく試してみると、取れ高に引きました(笑)。歯磨きをした直後だったにも関わらず、ごっそり(笑)。「私の歯はこんなに汚かったのか」と。

そして、私がデンタルフロスの虜になった瞬間でもありました。

オーラルケア先進国のアメリカではデンタルフロスはポピュラー

ただ、私はデンタルフロス自体への興味は、もっと昔に持っていました。

大好きな海外ドラマ『SATC(セックス・アンド・ザ・シティー)のなかで、主人公のキャリーがトイレの鏡の前で、デンタルフロスをしているシーンがあります。(何話か忘れちゃいましたが…)

その映像を見た時から、「おしゃれな人は歯にも身だしなみをするんだな」と思った記憶があります。

日本では口内ケアで一番重要なのは歯磨きが一般的ですが、オーラルケア先進国のアメリカでは、歯磨き+デンタルフロスのケアが行われています。

https://www.lion.co.jp/ja/company/press/2014/pdf/2014050.pdf

キャリーがデンタルフロスをするのは、普通のことだったんでしょう。

現在のオーラルケア事情

現在我が家で行っているオーラルケアについて紹介していきます。

【定期的なケア】
・6ヶ月の定期検診
・歯ブラシは一週間で交換
・一週間に一度、磨き残しがないかチェック

【3日に一回のケア】
・フッ素ジェルで歯磨き(夜)※フッ素ジェルは濃度(ppm)に注意が必要です。大人用のフッ素ジェルは子供には使えません。

↓子供用

↓大人用

【毎日ケア】
・起き抜け、朝ごはん後、昼ごはん後、寝る前の歯磨き(子供たちは仕上げ磨き)
・寝る前の歯磨き後にデンタルフロス


一方で、主人は、これといったオーラルケアをしていませんが、生涯虫歯ができた経験がありません。

うらやましい限りです。

そういったケースもありますが、子供たちには歯の大切さを理解してもらい、いつまでもピカピカでいてもらいたいと思います。

毎日の歯のケアは自己効力感につながる

歯磨きをする時に、デンタルフロスやフッ素ジェルを使うことで、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。

小さな習慣でも、毎日行うことで歯の健康を維持できるんですよね。

歯が折れたとき、歯を大切にしてこなかったくせに、笑うことが恥ずかしくなり、「歯のケアができないなんてダメな人間だな」と自分を責めていたのを覚えています。

毎日のオーラルケアで自己効力感を積み上げていくことができるのではないでしょう。

最後まで読んで頂きありがとうございます!