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アメリカ版21世紀スキル P21

実は、アメリカにはACT21Sとは別の21世紀スキルフレームワークが存在しています。

21世紀型スキルパートナーシップ(Partnership for 21st Century Learning (P21))と呼ばれているもので、2002年に国内の教育やビジネス、政治関係者らによって作られました。ACT 21Sが2009年に始動したことを思うと、2002年に21世紀スキルの概念が出来上がっていたアメリカはさすがです。

P21には大きく分けて3つのスキルが提示されています。

1. LEARNING & INNOVATION SKILLS - 創造性、批判思考、問題解決、コミュニケーション、コラボレーション能力

2. INFORMATION, MEDIA & TECHNOLOGY SKILLS - インフォメーションリテラシー、メディアリテラシー、ICT

3. LIFE & CAREER SKILLS - 柔軟性、適応能力、自己統率能力、社交性、異文化交流能力、生産性、責任感

中でも4Csと呼ばれている4つのCを頭文字にとったスキルが重要だと言われています。

Critical thinking (批判的思考能力)
Communication(コミュニケーション)
Collaboration (コラボレーション、協働)
Creativity (想像力)

私がアメリカで最初に遭遇したのはこの概念だったのです。

だいぶ整理できてきましたが、21世紀スキルに関するまとめは、まだまだ続きます。

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