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ドイツのStille Nacht(静かな夜)とホットなOneLove腕章問題

グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。たまたま会議がつまっていて(どこかに姿を消した人もいた)、終わったら日本が勝っており、驚愕。すごいですね!
おめでとうございます。🥳👏👏👏

なるほど…。

一方で、ドイツはショックのよう…😅です。ですよね…。というわけでドイツでは大変静かな夜が更けていくのでありました。

 ハンジ・フリック監督は以下のようにコメント。

非常に残念だ。前半は78%のボールを占有していたが、後半は多くのゴールチャンスを逃した。日本チームは効率性の面で明らかに我々を打ち負かした。

帰宅するとよしおさん、おそらくインターネットでのコメントを拾ったのでしょうけれども敗因はノイアーのせいになってるよと。敗戦の原因を誰かのせいにしないとショックで負けが消化できないということでしょうか。

主将かつ守りの最後の砦GKだからつらいね…。こちらにノイアー選手のコメントが掲載されています。

ノイアー選手が矢面にたつのは、さらにOneLove腕章をギリギリで巻かない判断をしなければならなかったこともあるかもしれません。

OneLove腕章は2022年カタール・ワールドカップに出場する8か国のキャプテンたち(イングランド、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、スイス、ウェールズ、オランダ) がこの腕章を巻くことになっていたのですがFIFAに処分(罰金とイエローカード)を科される恐れから取りやめになりました。

そのため試合前にはせめてもの意思表示にか、こんなジェスチャーで写真におさまっていました。


代わりに現地で試合を見守ったドイツのナンシー・フェーザー内務相はしっかり腕章を巻いていました。

ドイツはスポーツの管轄が内務省なのは知りませんでした。日本と違うところですね。

そういえば、お昼休みにサッカー⚽️の試合を気にしていないドイツ人同僚に「あれ、サッカーは興味なかったっけ?」と聞いたら「好きだけど今回はFIFAに不満だし、開催国のスタンスもちょっと…だからみない」とのこと。

人権問題に敏感なんだなあと。意識高い系だと冷笑で片付けはいけない部分だと思います。

でもこういう揶揄も多いのでしょう。

そうやって笑うのは簡単ですが、
こちらに経緯が詳しく書いてありました。


一部引用しますね。

イングランド代表のガレス・サウスゲート監督は、以前、腕章の使用が、移民労働者の扱いなどカタールにおける人権問題への意識を高めるというイングランドの目的の一環だと説明している。
同監督は9月の会見で「たくさんリサーチし、協会がNGOやカタールの移民労働者たちと数え切れないほどのミーティングをして、影響を受けた人々の情報や要望をすべて集めた。達成できることには限界があるがね」と話していた。
「問題を提起して論じ、議題とすることは、過去にもスポーツで用いられてきた手段だ。今回我々がしようとしていることも同じだ」「何をするにしても、批判は常にあるだろう。だが我々は、影響を及ぼすように求められた分野に影響を及ぼそうとしているのだ」

「何をするにしても、批判は常にあるだろう。だが我々は、影響を及ぼすように求められた分野に影響を及ぼそうとしているのだ」

この部分が印象に残ります。日本ならネットで冷笑揶揄の対象になるかもしれません。そうやって笑うのは簡単ですが、OneLove腕章をつける運動の意義は日本でももっと知られ、議論されて良いと思います。

さて、最近の日本は首相がトップダウンで検討するばかり。頑張って検討を加速するだけで萎えていたのが今日の勝利は日本代表チームの勝利は久しぶりの希望ですね☺️

一方でドイツ的には心が折れそうな夜になってしまいました。

そこで今夜は Seelenwärmer - Gemüseeintopf です。Seelen魂ソウルでwärmerは温める Gemüseeintopf 野菜煮込みという意味です。

野菜煮込みとうたっているのに材料にソーセージとベーコンが入っているドイツレシピ


完成です♪
心もしっかり温まりました。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊


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