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アルザスのお肉たっぷりベッコフ

グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。今日は第2アドヴェントと聖ニコラウスの日が両方きた日曜日でした。終日曇天模様、夜も雪ではなく雨が降る比較的暖かい一日でのんびり過ごしました。『暴流の人』も読んでいますが500ページの本、まだまだ先は長いです。

今日は外に出なかったのですが窓の外のくるみの木に久しぶりにリスが1匹遊びに来て癒されました。かわいい💕 いい感じのポチャポチャ体型になっているのでエサは足りているよう。今日もブンブン枝を振り回しくるみを落としつつ、食べつつ、1個お持ち帰りしていました。りすは食べ物を埋めますが、実は場所は覚えておらず匂いで掘りあてると聞きました。結構な力で土を掘り入念に埋めるのですが覚えていないのがまた愛嬌あるなと思ってしまいます。

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夜はアルザスの郷土料理ベッコフを作りました。ベッコフは牛肉や子羊肉、豚肉などを前日から漬け込み、2時間半くらいかけてベッコフ鍋というアルザス陶器の鍋に入れてオーブンで焼き上げる料理です。ジャガイモも入れますが種類の違うお肉を入れて味わいを出すので日本人にはボリューム感たっぷりのとにかくお肉だらけの料理です。

ベッコフ(baeckeoffe/baeckeofe)とは、パン屋のオーブンを意味します。baeckeoffe はおそらくアルザス語ですがドイツ語話者であればBäcker (パン屋)やBacköfen(オーブン/焼き釜) と結びつく言葉です。

一説には日曜礼拝で教会に行く前に鍋を(本格オーブンのある) パン屋に預けパンを焼いた余熱の残っている釜に入れてもらい、礼拝後に持ち帰って食べるようになったと言われています。

遡ること昨日、玉ねぎとブーケガルニ、ガーリック、白ワインとお肉はマリネしておきました。

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アルザスで買った陶器です。青が多いのですが、よしおさんとちょっとマイナーな色のこちらが気に入ってこの色に。(背景は合成)

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そしてこの鍋にバターを塗りジャガイモをしきつめてからお肉とマリネ液、ニンジン、ポロ葱などを間につめてグローブ、ブーケガルニ、塩を加えて煮込みます。白ワインを盛大に1本いれてもよいですが私は昨日もらった1グラスにお水を足しました。最後はジャガイモでフタします。

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さらに小麦粉を練った生地で間をふさいで170度のオーブンで2時間半煮込みました。

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おぉ、今日は製菓用405ではなくパン用550を使ったせいか焼き上がりもフタは閉じたまま。

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ナイフで生地に切り目を入れ、フタを開けるとそこはやはりジャガイモであつた…

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塊のまま入れた豚肉のアイスバインを切り分けてお野菜とスープを一緒にいただきました。こちら塩漬けなので全体の味付けは塩控えめにしております。

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野菜とワインにマリネしたお肉の旨味を楽しむお料理です。

お腹がすいてそのまま食べてしまい😅野菜の写真を忘れましたが、残りはこんな感じです。

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よしおさんはドイツワインをあわせておりました。

独ラインガウ、ラウエンタール ノンネンベルク 2010(リースリング)です。

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それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊

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