銀魂2〜掟は破るためにこそある〜を観て。

大人気作品のラインぎりぎりをせめるパクリ、下ネタ、一級の俳優たちにここまでやらせるのかと観客たちが心から思ってしまう映画『銀魂2』。公開されたばかりだが、大ヒットを記録中。前作は実写邦画興行収入No. 1を記録し、話題騒然となりすぐさま続編の製作が発表された。人気漫画作品の実写はこれまでヒットは困難とされてきたが、なぜここまで人々が魅了されるのだろうか。

本日、筆者は今作品を劇場にて観てきた。前作品は惜しくも観ることができなかったので、今回は早めに劇場に足を運んだ。若年層が多い印象を受けたが、中には息子と母が一緒にポップコーンをつまみながらこれからの上映を楽しみにしている姿がちらほらみられた。

さきほども述べたが、なぜヒットが困難とされる実写でヒットを飛ばし続けているのか疑問に思う人もいるだろう。筆者はその1つの要因として、『細部までこだわる』という点ではないかと考える。

次から次へとストーリー展開が進むため、主人公たちの動向に気をとられがちではあるが、エキストラたちを観てみよう。花魁姿、様々な姿形をした天人、一般市民たち。着ている衣装に手を抜いているようには到底思えない。そして、特殊メイクもエキストラと言えども手を抜いていない。これで、銀魂の世界観は漫画、アニメにも劣らない完璧なものになっている。

もう1つは役者だ。主役級の俳優たちが豪華勢揃い。それだけでも十分すごいことなのだが、その役者たちが楽しそうに演じているのが伝わってきた。銀魂は、いい意味でテキトーでありコメディーでありいじってくる。それらが、俳優たちの真の力を引き出しているのではないかと感じた。

原作を見ていなくともこの作品は楽しめる。ぜひ、劇場で!
(一応言っておきますが筆者は銀魂のまわし者ではありません。)

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