[清水量子の解説]第8章 ベルの不等式の解説
ベルの不等式の破れの意義
ベルの不等式(ここではCHSH不等式で代表させます)の破れは
直接には、古典論やそれを「隠れた変数」を持つよう拡張した局所実在論
では(たとえ、隠れた変数が演算子でも)CHSH不等式の値の範囲は
-2~+2 であり、実験結果(アスペの実験)で否定される、つまり、
自然はそれを破る
ということですが、(量子力学では実験に合う)
物理量の実在性を「EPR論文の定義」とすると
量子もつれ対を作る物理量には実在性がないことを意味します。
さらに、堀田先生は