水資源を守れ!水道事業を民営化された仙台市民は立ち上がるべきである。

世界の常識、日本の非常識というものがたくさんある。
その最たるものは、「水と安全は高くつく」というのが世界の常識である一方で、日本ではそれが非常識であり、日本では「水と安全はタダ」と思われていることである。

世界の様々な国や地域に行ったことがある人なら身をもって実感したことがあるだろう。
そう、日本ほど水に恵まれた国はないのだ。
こんなにも安全に水道水がそのまま飲める国はないのだ。

その水資源が世界中から狙われている。
水資源を買収する外国資本もあれば、日本の水道事業を民営化して金儲けの種にしようとする外国勢力もいる。

水は、最も安全第一で安定的に提供されなければならない。
世界には一度水道事業を民営化したが、それにより水道料金が上がるとともに水が危険となったため、世界の流れは再び公営化に戻しているのだ。
にもかかわらず、現在、日本では水道事業を民営化しようという流れがある。
つまり、世界の常識を知っていれば、民営化など考えるはずがないのに、敢えて水道事業を売り飛ばして利権で儲けようとする政治家がいるというわけだ。

世界では2025年までに地球上の3分の1の人々が新鮮な水にアクセスできなくなり、2050年までには地球は壊滅的な水不足に陥ると言われている。
その真偽のほどは、筆者は詳しくないが、少なくとも水の安全と水資源の確保をしなければならないというのが世界中の課題であり常識なのだ。

現在、仙台などでは水事業を民間に売却してしまった。
先日の地震により、未だに水道が復旧していない場所があるという。
民営化されるということは、儲からない地域の水道事業はなおざりにされ、保護されないということなのだ。

既に日本での水道民営化の悪影響は露呈している。
今すぐ、水道民営化の流れを止めるとともに、民営化されてしまったところは、再公営化するための運動を起こすべきである。
大切な財産は絶対に守らなければならないのだ。

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