ノーベル賞の正体:小保方晴子のSTAP細胞と山中伸弥のiPS細胞について物理学者が研究業界の闇について語る

ノーベル賞をご存じだろうか。
ノーベル賞とはダイナマイトを発明したノーベル博士の遺言に従って、1901年に始まった世界的な賞だ。
物理学、化学、医学・生理学、文学、平和および経済学という分野において、偉大な功績を残した人に対して贈られるものである。

多くの人がこのノーベル賞に対して偉大な勘違いをしている。
素晴らしい功績を本当に残した人に贈られていると勘違いしているのだ。
確かに中には素晴らしい功績に対して賞が与えられているものもたくさんある。
しかし、ノーベル賞はとても政治的で利権まみれである。
ノーベル平和賞が血にまみれているのは有名な話だが、医学・生理学分野も相当なものなのである。

その例として、STAP細胞で有名になった小保方晴子にまつわる話と、ノーベル賞を受賞したiPS細胞で有名になった山中伸弥にまつわる話を、物理学者的な視点から誰にでもわかるように簡単に説明する。

STAP細胞とiPS細胞は名前こそ似ているが、技術の中身は全く違う。
だが、細胞に着目した技術という点ではとても似ており、性質も全く異なるのだが、どのような方向性で着目したのかがわかりやすく明確に異なっているので、その視点から物理学的に解説する。
そして、一方が事実上の研究破綻のような状態に追い込まれ、一方がノーベル賞を受賞したというのがとても象徴的で、この世界の闇を感じる内容なのだ。


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