YouTubeがコメントなどのユーザー識別の表示をこれまでのユーザー名ではなくユーザーIDの変えたのは典型的な共産主義政策である

YouTubeが最近、コメントなどの個人を識別する表示をユーザー名からユーザーIDに変えたのをご存じだろうか?

例えば、タロウというユーザー名でユーザーID番号は「@user-111112222」という人であれば、よ
これまでは タロウ『こんにちは』 などと表示されていたが、
現在では  @user-111112222『こんにちは』などと表示される。

これは会社で言えば、「山田さん」とか「田中さん」と呼ばず、社員番号を使って「120040さん」とか「140986さん」と呼ぶようなものだ。
ID番号というのは、必ず重なりがないように付与されるため、ID番号で人を識別することは「同じ名前の人が居ないので、確実に特定の一人を定めることが出来る」という利点があるとはいえるだろう。
社内に「田中」姓の人が3人いた場合、3人とも「田中さん」としか呼ばなければ、確かにどの「田中さん」かわからなくなる。
しかし、人は必ず少し呼び方を変えたり、愛称で呼んだりすることで識別するのだ。
だが、人々を記号で判断するようになることから、人々から個性が奪われる。
想像してみてほしい。
学校で友達同士で呼び合う時に、名前や苗字ではなく、出席番号で呼び合う、つまり、「10番」「おい5番」「こんにちは、8番」などという会話が日常になったと思うだけでゾッとしないか?

人間社会の強さは、人と人との結びつきやつながりの強さで表される。
日本で言えば、古代より定期的にお祭りを開催することで、お祭りの準備で結束力が固まり、人々が濃密に対話をするようになり、そしてお祭り当日のにぎやかで楽しい時間を大勢の人と過ごすことで、さらに人々の結束が強まると共に、そこに出会いが生まれて社会の結束力が高まっていった。

共産主義者というのは、人々の結びつきを全て破壊して、唯一絶対の独裁者の命令だけを聞く世界を作り出そうとする。
その為には、人々の結びつきを弱める必要がある。
そのために共産主義者はまずは宗教を破壊し、家族を破壊し、社会を破壊する。
全ての宗教を破壊して独裁者を崇拝する。
家族を破壊して独裁者だけが全てとなる。
社会のつながりが破壊されて独裁者に支配される奴隷としての存在となる。


共産主義では一般人は全て奴隷として生きることを求められ、全て頭が空っぽであることが求められる。
その世界には個性というものはなく、奴隷には番号がふられて管理されるだけなのである。

YouTubeでユーザー名が消され、ID番号のみが表示されるようになると、われわれはインターネット空間を通じた人と人との結びつきが弱くなる。
筆者もYouTubeやSNSを通じて知り合った親友もたくさんいる。
しかし、ID番号のみの表示となるとそのような友との出会いは急激に減ってしまうことだろう。

YouTubeは世界の支配者たちの手下そのものとして、インターネット動画サイトとして独占的な地位を利用して人々の言論を統制し、検閲を行い、言論を弾圧して来た。
その共産主義者そのもののYouTubeが次に行ったのは、個人から個性を消すという行動であったということだ。


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