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かげはらのレビュー

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読んだもの、見たもの、感じたものをめぐって
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記事一覧

ベートーヴェンファンが宝塚歌劇団雪組 宝塚大劇場公演 『f f f -フォルティッシッ…

ベートーヴェンファンが宝塚歌劇団雪組 『f f f -フォルティッシッシモ-』宝塚大劇場千秋楽…

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ちゃんとできない彼女たちの物語──映画「ミッドナイトスワン」レビュー

以下は映画『ミッドナイトスワン』を鑑賞した上での感想です。ネタバレを含みます。 たしかに…

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才能の有無の話じゃなくて、真摯な作品づくりの話だった。──映画「僕たちの嘘と真実…

(核心に触れない程度のネタバレを含みます)  予告編を観たときは、「才能を持つ者/持たざ…

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舞台『No.9 -不滅の旋律-』ベートーヴェンファン目線からの5つのみどころ(追記あり…

舞台『No.9 -不滅の旋律-』、再々演決定おめでとうございます!! 2015年の初演&2018年の…

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心を描くという罪について───『ノモレ』(国分拓/新潮社)

『ノモレ』(国分拓/新潮社)は、ペルー・アマゾンの先住民と文明との接触を描いたノンフィク…

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アウトプットする身体、インプットの自由──映画『ホワイト・クロウ』

ダンサーの身体の説得力は、すごい。 踊るシーンがあるから、ではない。主人公を演じるオレグ…

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「わたしの主戦場ではない戦場」で──映画『主戦場』

世界は「わたしの主戦場ではない戦場」であふれている。この映画が扱っている従軍慰安婦をめぐる問題も、そうした戦場のひとつだ。 ここでいう「主戦場ではない」とは、関心の程度とか、当事者性の有無とかではない。その道の専門家ではないという意味だ。(もちろん、多少の関心があるから、私はこの映画を観に行ったのである) 専門家ではないとはどういうことか。自力で資料を読み解き、自力で解を見出すすべを持たないということだ。すべを持たない場合には、どうすればいいのか。力をきたえなければいけない

デジタルアーカイブ時代の「発見」──『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボ…

音楽家ベートーヴェンにまつわる、おもしろいガセネタが発見された。 ベートーヴェンを崇め奉…

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能力と生産性と労働観~映画「天気の子」感想メモ ※ネタバレあり

※この記事は、映画「天気の子」に関するネタバレを含みます。 「アナと雪の女王」のヒロイン…

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高島明石と「おとな」の選択~映画『蜜蜂と遠雷』レビュー

 何年か前、とあるアイドルのドキュメンタリーを見た。随所にインタビューが挟まれていて、ア…

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音楽祭とローカリティとパサージュ〜フランス・ナント訪問記

フランスのナントという街で約6日間を過ごした。 2020年1月末から2月初頭。 雨がちではあるも…

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