出勤できないなら作家になればいいじゃない
「そんなの無理だ」ではなく、「そうするためにどうしようか」ということを考える記事です。
出勤ができない=勤め人になれない
という社会構造がそもそも私は超絶不満なのですが、社会構造を変えるにはかなりの時間と労力が必要なので、当座のめしをくうために「勤め人以外で収入を得る方法」を探します。
すると、わりあいすぐにインターネットにサジェストされるのは「フリーランス」ではないかと思います。
フリーランスといってもいろいろなフリーランスがありますが、たとえばデザイナー。WEBデザイナー、プログラマー。いわゆるPCひとつあればどこでも仕事ができちゃうやつがインターネットのお気に入りです。
しかし、ここで忘れるべきではないのが、それらのインターネットにサジェストされるフリーランスというのは「何も持たないあなたでもこれから学んでスキルを身につけることができ、誰でもなれるフリーランス」だということです。
だからそういうフリーランスになるべきではないとか、なっても意味がないというのではありません。他に自分だけの強みがあるなら、それを生かすほうが楽しいんじゃないか?という話です。
自分の作家性を見つける
自分だけの強みにもいろいろありますが、創作を趣味とするオタクなのでおそらく「作家性」と呼べるようなものが私にもあるはずです。
私は同人誌を作るオタクですから、本文原稿を書く以外にも自分で組版をし、表紙のイラストを描き、それをデザインして表紙をつくります。
こういう自給自足の得意なオタクをしていると「なんでも人並み以上にうまくやれるが、突出したものがパッと思い浮かばない」という、器用貧乏状態に陥りがちです。
しかし、それは裏返せば「なんであれ売り出せばそれが作家性として周囲に認められる可能性がある」ということ(だと思いたい)。
つまり「作家性を周囲に認められる」ために必要なのは、飛び抜けた独創性でも技量でもなく、「これが自分の売りです」と主張することではないかと思うのです。
とはいえ戦略は必要
主張し広報を頑張ればなんでも作家性になりうる、ということは、あえてライバルの多い分野に乗り込む必要はない、ということでもあります。
たとえばイラスト(とくにソシャゲとかアニメっぽい人物イラスト)、デザイン。それらがすごく好きで客観的に見ても高い技量を持っているならともかく「一般人にしてはチョットデキル」くらいでプロがひしめく業界に飛び込むのは無謀です。
同じイラストでも、ゆるめのカットみたいなものとか、描くモチーフを人物ではなく動植物にするだけでぐっと人目につきやすくなるはずです。(最近はゆるい手書きイラストもだいぶ食い尽くされたパイ感ありますが)
まず「自分のできること」の中で「自分にとってどれくらい楽にできるか」を考える。
それから「その分野にどれだけライバルがいるか」も考える。
うまいヘタを考える前に、ライバルの数を気にしたほうが良さそうです。
そんなにうまくなくても、ライバルの少ない分野ならずっとやってりゃワンチャンあるかもしれません。
具体的にどう広報するか?
これについては私がやってみて成功したわけではないので、今思いつく範囲でできそうなことを列挙するにとどめます。
まず作家を名乗る
作家としてのアカウント、情報ハブを作る
毎日なんかしら作品を発表する(シェアしやすい形ならなおよし)
シェアしてもらった作品にリアクションする
購入しやすい商品としての作品を用意する
なんか月並みだな……。もうちょっと考えます。
これを読んで思いつくものがあればコメントしてってください。
たぶん、名乗る「作家」のジャンルに具体性があればまた違うとも思います。(「占い師」にできることと「イラストレーター」にできること、まるで違うもんな)
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