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イラストや動画のクオリティを上げたいなら、完成した後に必ず「セルフフィードバック」を行え!

こんにちは!MVを作っている動画クリエイター兼イラストレーターの
無印かげひと(@kage86kagen)です。

今回は、「イラストや動画のクオリティを上げたいなら、完成した後に必ず『セルフフィードバック』を行え!」について紹介します。

主に、画力やスキルを伸ばしたいイラストレーターや絵師の方動画制作(主にMV制作)における映像技術を上げていきたい方など、スキル向上を図りたい方向けに記事をつくりました
(筆者はイラストレーター兼動画クリエイターで活動しているので、イラストと動画制作に的を絞った内容になっています)

・数ヶ月間ひたすらイラストを描き続けているのに、画力が上がっている気がしない…
・リリックモーションのバリエーションが思いつかない…
・効率的にスキルを上げていきたい…

などなど、スキル向上を目指されている方はぜひご参考ください!


完成したらはい終わり!ではなく…

みなさんは、制作した作品に関して自己評価をしたことはありますでしょうか?
一度はやってみた方もいるかもしれませんが、恐らくはこれを日常的に行っている方は少数かと思われます。

動画制作、特にイラストに関しては制作時間が長く、一通り作品を完成させた後の達成感はなかなかのものです。
筆者の場合、イラストが完成したら「出来た!!」と呟き、立ち上がって手を天井に向けて背伸びをします(笑)
自分が今持てるだけのスキルを全力でぶつけた上で作品を完成させた時の達成感は、ひとしおですよね。

その持ちうるスキルをさらに伸ばしていきたいと思った方は、「完成した作品のセルフフィードバック」を行う事をお勧めします。
これを行うことにより、画力やスキルをさらに向上させることが可能です

趣味として描く方の場合は義務ではありませんが、趣味を超えて「仕事」として活動される場合、イラストの画力や動画制作スキルは仕事の獲得率に直結します。
もちろん、作品の制作期間がスキル向上の最大瞬間風速ではありますが、その後にセルフフィードバックを重ねる事によって、よりスキルの向上率を上げる事が出来ると思われます。


セルフフィードバックとは?

この「セルフフィードバック」を簡単に説明すると、「自分自身を自己評価する」、「行った事を振り返る」…という行動のことを指します。
どちらかというと、ビジネス系など仕事でよく見られる行動ではありますが、イラストや動画制作などのクリエイター系でも応用でき、十分役に立つ行動です。

スキル向上の手段の一つとしては、おそらく大半の方が「描けば描くほど上手くなる!」というアドバイスを忠実に実行し、イラストを完成させたら即次の作品に取り掛かることが多い「とにかく量を重ねる!」といった手段を選んでいる方が多いと思われます。

ですが、即座に新しい作品にいくのではなく、「完成したイラストに対しての振り返り、自己評価、上手くいかなかったところ、次の抱負」などなどについてセルフフィードバックを行うことによって、次の作品に対する心構えなどがかなり変わってきます。
要するに、目標を持って次の作品に取り組むことができます

筆者がセルフフィードバックを本格的に行うようになったのは、およそ3年前からでした。
「自己評価の重要性」に関しては、高校の美術の授業の時に教えてもらって実行していたものの、「趣味」として描くイラストに関しては、自己評価は行わず好きなようにイラストを描き続けていました。
なんてったって「趣味」ですし、趣味で描いたイラストについてとやかく言われたくない&言いたくないですからね。

ですが、イラストを趣味ではなく「仕事」として活動していく場合ですと、画力や絵柄の確率が仕事の獲得率にそのまま直結します。画力を向上させていかないと、個人や会社から依頼をしてもらえず、イラストで食べていくことができません。

稼げるかどうかの問題になりますので、自分の画力やスキルを速やかに効率的に上げていく方法の一つとして「セルフフィードバック」をおススメした次第です。

ちなみに、セルフフィードバック似た行動として、「PDCA」や「OODA(ウーダ)」といったビジネス語も存在します。(前者のPDCAは今の時代古い言葉らしい)
こちらもスキル向上(生産性を高めていく)に必要な考え方ですので、後で詳調べてみてください!


おススメのセルフフィードバックのやり方

セルフフィードバックの重要性についてざっと説明してきましたが、ここからは筆者がおススメするセルフフィードバックのやり方を紹介したいと思います。

「がっつり」としたものではなく、ある程度面倒くさがり屋さんでも続けられそうな簡単なやり方ですので、ぜひ実践してみてください。

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●セルフフィードバックの簡単なやり方
① メモ帳を準備する
② 完成したイラスト、動画に対して、「セルフフィードバック」をひたすら書く
  ●書く内容
  ・完成した作品の第一印象、感想
  ・完成した作品の良い所、悪い所
  ・案件の調整具合、工程、対応についての反省
   (仕事、依頼として対応した作品の場合)
③ ②で書いた内容を改めて読み返したのち、「次の抱負」を挙げる
④ フィードバックした内容をもとに、次の作品作りへGO!

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これらについて順を追って説明していきたいと思います。

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①メモ帳を準備する
まずはメモ帳を準備しましょう!
メモ帳とペンで描くアナログ方法でも良いですが、推奨はスマホやPC内のメモ帳機能を利用することです。

利便性や書く量、手間を考えると、紙とペンではどうしてもかさばってしまいますし、例えば出先で「あのフィードバックを今すぐ見返したい!」といったとき、自宅にメモ帳を置いていたらすぐ見る事ができません。
ですので、個人的にはデジタル媒体で書き留めておくことを推奨します。

おススメとしては、保存がきくクラウドサービス系のアプリ(NotionやEvernote)の活用をめっちゃおススメします。クラウドサービスのため、スマホで保存したものを同期したのち、PCで確認することもできます。
スマホ⇔PCでデータを行き来できるという事ですね。科学の力ってすげー!

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② 完成したイラスト、動画に対して、「セルフフィードバック」を書く
  ●書く内容
  ・完成した作品の第一印象、感想
  ・完成した作品の良い所、悪い所
  ・案件の調整具合、工程、対応についての反省
   (仕事、依頼として対応した作品の場合)

メモ帳が準備出来たら、完成した作品に対して「セルフフィードバック」をしていきましょう!
思うまま挙げれるだけ挙げるのもいいですし、文章を考えるのが面倒くさい場合は、箇条書きや3行だけで書くのも全然OKだと思います。やらないよりは断然マシです。

内容に関しては、「その作品の第一印象、感想」、「その作品の良い所、悪い所」といった事項に的を絞り、それに関して書くと良いでしょう。
作品を第三者目線で見ていき、「ここは描いていて楽しかったな」、「影の描写がいっつも下手なんだよなぁ。今回も上手くいかなかった…」といった気付きを得る事ができます。

もし、そのイラストを「仕事」として請け負った場合、その案件の調整事項、相手方とのコミュニケーションに関して適切だったかどうかも残しておくのも良いと思います。
こちらは、主にイラストレーターや動画クリエイター初心者~1年の方にとって、かなり効果的な行動です。
調整を振り返り、「そういえば、ラフ工程の時にひと悶着あったな。改めて振り返ると、○○の調整が上手くいかなかったのは、自分の伝え方が悪かったなぁ…」と、冷静に振り返ることだってできます。

そう考えると、セルフフィードバックってかなり役立ちますよね。

閑話休題、ここで筆者のセルフフィードバックの様子を、参考として下記の通り添付してみました。
筆者の場合、フリーランスになって以降、請け負った全ての依頼に対してセルフフィードバックを続けてきています。

実物のメモ帳に換算すると、3冊ぐらいかなぁ...。これを鑑みると、セルフフィードバックの回数が多い方については、紙よりもデジタル媒体で書き留めておいたほうが置き場所に困らないですし、無限に書くことが可能です(笑)

これを真似したり、あるいは自分がやりやすいようにアレンジされるのも良いかもしれません。

あくまでも個人的なやり方なので、自分に合ったセルフフィードバック項目を立ててやってみてね。

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③ ②で書いた内容を改めて読み返したのち、「次の抱負」を挙げる
セルフフィードバックが終わったら手を止めて、その文章を読み返してみましょう。読み返した上で、最後に「次の作品の抱負」を簡潔に書いてみます。

今回制作した作品を踏まえて、次回はどのような部分により力を入れた方がいいのか?今回の依頼で少しトラブったので、次回は○○に気を付けてコミュニケーションをしよう!などなど...。

セルフフィードバックをした上で「次の抱負」を書き出すことにより、次の作品に対する姿勢、想い、「こうしよう!」という目標が明確になります。
目標を定めずに「ささ、次の作品へGO!」で新しい作品を作っていくよりかは、経験値の取得率が大きくことなってくると思われます。


他者からのフィードバック(感想)は意外ともらえない

実は、作品に関して他者から感想をもらえる機会は意外と少ないです

依頼者によっては「作品物に対する感想」をもらえることもあり、それも貴重な”フィードバック(この場合は”修正指示”ではなく、感想や批評の意味)”になっていくのですが、経験上フィードバックをもらえる機会はそんなに多くなかったりします。

特に会社・企業系、仲介を通しての仕事依頼だった場合、相手はビジネス要素多めで依頼&対応される方がほとんどですので、調整も淡々としたものが多く、作品に対しての感想をもらえる頻度が少なめです。
(対して、個人勢の方から感想をもらえる事が多かったりするので、個人的には本当に感謝している。)

他者からフィードバックをもらえる機会が少ない場合、その作品を批評できるのは自分しかいません。
可能な限り第三者目線に切り替えて、制作した作品に対するフィードバックを上げていき、己のスキルを向上させていきましょう。


まとめ

いかがだったでしょうか?
主に、「仕事」としてイラストや動画制作を行う方の場合、自分の画力や絵柄、自分が所持しているスキルの種類、量によって、仕事の獲得率や声を掛けてもらえる率が大きく変わってきます。

そのスキルを向上させるための手段の一つに「セルフフィードバック」というものがあり、作品が完成した後に時間を取って自己評価を行う事で、その作品に対する印象、良し悪し、次回の抱負を書きだすことができます。
そうして新しい作品に取り掛かることにより、次回の作品で得られる経験値が大きく異なってくるはずです。

もしよろしければ、ぜひみなさんもセルフフィードバックを実践してみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました!

それでは!


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