セーマ

ギリシア哲学好き/ロックする陰キャ/ポケモンするエヴリデイ

セーマ

ギリシア哲学好き/ロックする陰キャ/ポケモンするエヴリデイ

最近の記事

自然と動物倫理の対話篇

ソーちゃんの家では、夜な夜な野生のハクビシンが忍び込んで悪さをしている。これまで一度も対面したことのなかった両者だったが、ついに邂逅することに…! ソーちゃん:うわっ!!(衝突) ハクビシン:誰だお前。ここで何をしている? ソーちゃん:まさか、ハクビシンに話しかけられるとはね!長生きするもんだよ。おまけにそれはこっちのセリフだ。 ハクビシン:やけに大きな空洞だと思っていたが、やはり人間の住処だったのか。おそらくお前は人間の年老いたオスだろう? ソーちゃん:さすがのワ

    • アナログとデジタル、保守と革新の対話篇

      アナログレコード店店主(以下アナログ店主):やれやれ、嘆かわしい。完全にサブスクの時代になってしまって、一時のアナログ再評価ブームはどこへやら。サブスクは音楽業界も小売店も壊してしまう。そして、俺たちの積み上げてきたものは安売りされる時代になった。 ソーちゃん:店主、やけに悲観的じゃないか。そんなにアナログレコードとかCDの売れ行きは良くないのかい? アナログ店主:ソーちゃんか。まあ、一部のマニアの方がいてくれるからそれで救われてるけど、若いお客さんがなかなか来ない。音楽

      • 暇と幸福の対話篇(後編)

        前編のあらすじ:古代ギリシア哲学者の生まれ変わり?風な老人ソーちゃんと、今をときめくサンタさんが遭遇!仕事熱心なサンタさんと間暇に幸福を感じるソーちゃんは意見が食い違うが、ここでソーちゃんの過去と共に、暇と幸福の関係性について語られる。 ソーちゃん:ではなぜ間暇が幸福をもたらすのかについて、私の過去を踏まえながら話そう。 サンタさん:よろしくね!でもあんまり長引くとトナカイさんが不機嫌になって暴れるから、どうか手短に! ソーちゃん:トナカイって君の連れてるあの鹿のことか

        • 暇と幸福の対話篇(前編)

          ソーちゃん:なんと心穏やかな日々だろう。この家で1人、私は誰よりも幸福に生きていると実感できる…おや、来客かな。 サンタさん:メリークリスマス!!ソーちゃん!!まぁまだクリスマスにはちょっと早いけどね!! ソーちゃん:おかしな老人が来たようだな。あなたのような人間には初めてお目にかかるよ。 サンタさん:失礼な!ソーちゃんも相当おかしな老人に見えるけどね。それに、サンタさんを知らないってどゆことあんた? ソーちゃん:知らないな。私の知る限りでは、アテナイのコロス(合唱隊

        自然と動物倫理の対話篇

          古代ギリシア風?ライトな哲学対話篇(後編)

          前回のあらすじ:世の中は弱肉強食で、スキルやキャリアを優先しないと生き残れないと語るハイスペックサラリーマンに、哲学者のソーちゃんが対話で切りかかる! 善き生き方を差し置いてスキルなど優先しても幸福にはなれないと語るソーちゃんだが、果たしてその真意とは…? ハイスペ:では、プラタナスの木の下まで来たことだし、善き生き方とは何かについて説明してもらいましょう。 ソーちゃん:よりによってここを選ぶとは…君、センス自体は悪くないかもね。 善き生き方の定義だが、そもそも君は「善」

          古代ギリシア風?ライトな哲学対話篇(後編)

          古代ギリシア風?ライトな哲学対話篇 (前編)

          ハイスペックイケイケサラリーマン (以下ハイスペ):(電話で)いやーマジで厳しい世の中になってきてるっぽいね。 ますます学歴やビジネス関連の知識は必要だし、常にスキルアップを目指していかないと生き残れない時代だよ。 この世は厳しい、弱肉強食の世界。余計なことに時間かけてるヤツの気がしれないねえ。 お前もヒマな内にFPの資格でも取っておきなよ。うん、そんじゃまたねー(電話を切る)。 …あれ、誰か来たぞ。 ソーちゃん:おっと、これはこれは!近くに来てみたら、素敵なスーツに身を

          古代ギリシア風?ライトな哲学対話篇 (前編)

          ポケモンとかけがえのない親友

          ハマった沼について語るということで、 色々迷いましたがポケモンについて語ります。 出会い 幼稚園から小学校低学年あたりまで、 ポケモンの赤緑と金銀が大ブレイクしてクラスのみんなが夢中だった頃、 父親がゲーム反対派だったためゲームボーイすら買ってもらえずモヤモヤ😭 しかし、あまりにおねだりする僕を見兼ねたのか、ようやく小4の頃にゲームボーイアドバイスを買ってもらい、 いとこから中古のポケモン・ルビーのソフトを500円で買ったのが、 僕とポケモンとの本格的な出会いだった。

          ポケモンとかけがえのない親友