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線が見える!

先日、野球部出身芸人の方が過去の甲子園名場面を紹介するTV番組を見ていました。そこで紹介されたエピソードに、ある強豪校監督がマウンドに伝令を送るとその伝令は何も伝えず返ってきたという。何故ならそのピッチャーはキャッチャーに投げる線が見え、(間が開くと)投球リズムの崩れを嫌がることを知っていた伝令が気をつかったとか。

私が注目したのは、そのピッチャーが打者を抑えるためどこに投げれば良いか線として見えたという部分。「勝負は鞘の内にあり」と表現すればいいでしょうか。やっぱり全国レベルは違います。人工知能も真っ青ですね。

それを聞いて自分の高校時代の体験を思い出しました。ラグビーの試合中、相手がバックスにボールを回して攻めて来ます。ディフェンスをしていた自分の目に何故か走行コースが浮かびました。導かれるまま走ってタックルは成功。でもそれはたった一度だけの体験でした。

後年、「スプリンター」(小山ゆう 著)という漫画に出会います。そこに描かれた世界観の一部を見て、それまで謎だった自分の体験が腑に落ちたことを覚えています。今回、高校生投手のエピソードを聞けて懐かしい思い出がよみがえりとてもラッキーでした。


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