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#本棚をさらし合おう としたら、頭にたんこぶつくった話

あきらとさんのこの企画を知りまして。

普段、本棚が本置場、もしくは本積み重ね場、もしくは……と化している私は(ちなみに読み途中やこれから読む本は、居間の自分の座る場所のそばに積んである)、そういえば最近整理もしてないし、まずはためしにと、自室にいきました。

で、まず棚の右隅あたりから、とカメラモードにしたスマホを向けると。

『はじめての麻雀入門』
『仏像の見分け方』
『エゴン・シーレ画集』
ラズウェル細木『酒のほそ道』(コンビニで売ってた安いの)
『吉野弘詩集』
その隣には、広島カープが25年ぶりに優勝した記念にと、翌日に買ったスポーツ新聞各紙を集めたビニール袋。

……いくらなんでも意味不明すぎねえか、これ。

いや、それぞれの本はとても素晴らしいんですよ。『酒のほそ道』なんてこれ1冊あれば熱燗2本いけますし、『仏像の見分け方』で如来と菩薩と不動の見分け方もばっちり覚えましたし。麻雀の点数計算はいまだに覚えられないけど。

こらあかんと、違うとこを見てもおなじでした。とにかく並びや積み重ね方、あと、ついでに買い方も我ながらいい加減すぎ。

『進撃の巨人』はなぜか18巻が2冊あるし、『機動戦士ガンダムサンダーボルト』の16巻が逆に抜けてるし(その続きはなぜかある謎)、そもそもどちらも途中で止まってて何巻まで出てるんだっけ、と悩む始末だし。あと覚えのない古い『タッチ』がなぜか押し込まれてた(パートナーのしわざ)。

いくらなんでも整理してからでないと画像は無理だなあ。そう思ってがさがさはじめたんです。そしたら「ああ、こんな本あったなあ」状態になりましてね。

絲山秋子さんの『ばかもの』とか、角田光代さんの『八日目の蝉』とか、南木圭士さんの『トラや』を拾い読んで泣いたり、山川直人さんの『コーヒーもう一杯』はやっぱり何度読んでもいいなあ、と感慨にふけったり、やはりコンビニで買った原田久仁信さんの『プロレス地獄変』に泣き笑いしたり、で、また『酒のほそ道』に戻ったり、『タッチ』をためしに読んで「おれは上杉達也になる!」とカオス宣言したり、カープ優勝の新聞広げて「ああ、まだこの時は新井さんも黒田さんもいたなあ」としみじみしたり。

このあたりで、もうまわりはクレヨンしんちゃんの野原家の押し入れ状態。

で、ここで緊急事態に気づきました。
宝物である佐伯一麦さんの『鉄塔家族』がない!

な、なんでだ?これはやばい!と、慌てて本の山をかき分けました。そしたら、本棚が揺れたんでしょうね、棚の上に積んでおいた手塚治虫の『シュマリ』と『火の鳥鳳凰編』(これもコンビニの安かったやつ。どんだけコンビニ漫画好きやねん)が連続で頭に落下。さわったら軽くたんこぶ(ほんとなんすよ、まだちょっと痛ひ)。ちなみに探し物は『日本のミイラ信仰』(なんでこの本を買ったか今は謎。ちなみに未読。もひとつちなみに山形はミイラというか、即身仏の宝庫県)の裏におさまってました。

……頭さすりつつ本棚みたら、やっぱあまりに整理がテキトーなことに改めてがっくし。

聖書の隣に御朱印帳(お寺巡りが一応趣味でして。あまり集められてないけど)置くのはいくらなんでもな気がする。その下の段に島田荘司さんの『占星術殺人事件』があるのもどうかと。

本棚と本棚(ふたつある)の隙間にハエがご臨終してるのに気づき、ちり紙を使って供養したところで、ギブアップ。

本を元通り積み上げ(←きちんと並べろ)、画像を撮るのはあきらめました。

で、今日、皆さまの本棚をお披露目した記事をちらちらですが眺め、はー、すごいなあと感心した次第でした、とさ。


今回の教訓

「本棚はきちんと整理しないと、皆さまにお見せできない」

「本に罪はない。でもしっかり整理して並べないとアホっぽくみえる」

これからがんばりましょうね、ゆきえちゃん。

はい!

返事だけは昔から誉められるんですけどね。




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