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就活に失敗した自分が会社にいて、5年後どうなっていたいか考える(1)

(画像は関係ないIKEAのザリガニです)
大江戸線六本木駅の階段を息切れしながら登るぶた野郎です。
最近後輩の就活の話を聞いていて感じたことを書きます。
初めて読んだ方にもお伝えすると、私は発達障害持ちで今は大学院を中退してアメリカ系企業の管理部門で働いています。自分で言うのもアレですが、外資系企業は就活生にとって人気で、特にコンサルや金融に行った人は英雄でした。でも私はそんなこともなく変な感じで就職しています。
今回はそんな私の就活と、今働いていて未来は何をしていたいか考えます。

発達障害持ちの神楽坂養豚場の就活スタート

私の学生時代の就活は正直いってダメでした。しくじっています。まず学部生の頃は研究がしたかったのもありますが、企業に就職している自分が想像できずに院進しました。
大学院生の時は実習をしたり働いていたりしていく中で、教師になっている自分の姿が想像できなかったりしたので就活を始めました。(逃げていますね…)

人並みにリクルートスーツを買い、エントリーシートを書き、自己PRを撮るなど今思っても律儀だなと…

しかし就活には失敗。最終選考までいっても面白いぐらい落ち、いわゆる無い内定(NNT)になっていました。
そんな時ある一社の選考でメンタルに支障をきたすことに…

就活で絶望したこと

選考の時に夜勤の関係上障害の有無を聞かれ、素直に発達障害で手帳を持っていることを伝えると不採用に。
その直後電話で「体調が心配だから落としました。今後のご活躍をお祈りしています」と人事の方に伝えられました。

今私が会社で働いていると、頼まれてもいないのにお見送りをした人に直接電話でフィードバックをすること自体が間違った対応だと思います。でも当時は精神障害と発達障害がごっちゃにされていること(どちらが良いと言うわけではなく)、嘘をつかなかったことで落ちてしまったこと、自分自身が偏見を持ってカテゴライズされていることにショックでした。

その後は自暴自棄になり、面接でも発達障害があることを伝えてことごとく不採用に。
「発達障害のせいで就職できない」という自分に逃げたかったのだと思います。後で転院した時に診断書で分かったのですが、その時適応障害になっていたそうです。(多分方針で先生は私に伝えなかったのだと思います)

その時海外で日本語を教えるプログラムがあることを知り、就活から逃げるように参加登録したのですが、コロナの影響で中止に。
半年は自粛にかこつけて家で鬱々としていました。

短時間で働いて、就職

鬱々としていた時、自分が好きな家具屋が販売員を募集していました。採用されしばらくパートタイムで働いていました。詳しい話はこちらに載せています。好きな家具を一日中見れるのだったら良いやと面白半分で受けていました。

そこで自信がついてフルタイムで働きたい(経済的に自立したい)と思うようになりました。20代半ばです。今思っても遅いですが進歩です。

今の会社のキャリアサイトを見ていたら、障がい者枠でポジションが募集されており、職歴書を提出しました。
多くの面接、テストを受けてかなり待たされていました。と言うのも新卒採用をしていない会社で、しかも大学院を中退で職歴はパートタイムのみ。今思ってもよく採用したなと…(そして律儀に待っていた自分)

人事の方が私に合うポジションを作ってくださっていたそうです。
選考をかなり待たされている時、その方から「カジュアルコールをしても良いですか?」とメールが来ました。

人事の方とカジュアルコール

電話をすると選考に時間がかかっていること、前の面接で案内されたポジションが難しそうなこと、を言われました。
なんとなく無理そうかなと感じていたその時、人事の方から「(神楽坂養豚場)さんは何をしてキャリアを形成していきたいですか?」と聞かれました。

どう言ったかはよく覚えていませんが、私はその時うまく答えられなかったと思います。つまり具体的に話せませんでした。そりゃまあなんにも会社の部署の機能が分かっていなかったのですが、完全に勉強不足ですね。

そうすると人事の方が「何回も面接をしていく中で(神楽坂養豚場)さんは(部門名)が向いているかなと思いました。コミュニケーションを仕事にすることが好きだと思うので」と言ってくださりました。
「その部門に入りませんか?」と聞かれました。
あまりにも唐突だったので、私は一度保留にして家族に相談してメールで受諾しました。そのあとはあまりにも早くその部門からオファーが出て、私は今でもその部門で働いており、資格の勉強もしています。

就活がダメだった私から伝えたいこと

以上が私の就活です。今書いていてもフラフラしすぎているので、あまり参考にならないと思いました。

私は就活がダメだったと思いますがその理由は、
・自己分析ができていなかった(結局人事の人にさせてしまった)
・業界研究もできていなかった(とりあえず教育系の有名企業に出していた)
・その会社で何がしたいか考えられていなかった
・自分の仕事観が分かっていなかった(大学時代先生のアルバイトしかしていなかった)
だと思います。

今の会社の人事の方に恵まれ結果オーライですが、こんな危ない橋を後輩に渡ってほしく無いと思い書きました。
働いてから会社のこと、どんな部門があって支えているか、会社がどんなビジネスをしているかが見られました。就活生がこれを理解していることが求められているのは、高等すぎると思うし配属のことを考えると意味があるのかなと思います(個人の感想です)。

就活生に戻れるなら、どんな会社に入りたい、どんな仕事をしたいよりも、働いている自分がどうありたいか(職業に限定せず、会社で何をしたいか)を考えていたいです。
そして怖がらずに色々な経験をしていたかったです。バイト経験は就活だと馬鹿にされがちですが、どんな形であれ初めての人と関われる貴重な機会だと思います。

次回は5年後何をしていたいのかを考えます。

PS 部門名は想像に任せます

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