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【親の宿題プロジェクト 第6回】 写真の整理は手ごわかった!

室内で密を避けることから

親の宿題プロジェクト」の次なるステップは、実際の写真整理。今回モニターになってくれているAさん(40代後半、神楽坂在住、お母さまの在宅介護を始めて約10年)のご自宅にうかがって、お母さまと一緒にアルバムから写真を選ぶことになりました。

6月上旬のある日の午後、ジョナとるうがAさんのお宅を訪問。まだまだコロナの影響が心配されている時期だったため、できるだけ長居しないよう、最初から30分間だけと滞在時間を決めました

お母さまのベッドがある部屋に通されましたが、6畳ほどの室内に大人が4人。なかなか密な状態になってしまいます。もちろん全員マスクはしていたものの、窓を開けて換気したり、ジョナが撮影の合間に廊下に出たりという工夫が必要でした。

Aさん主導で写真をピックアップ

さっそくお母さまを交えてアルバムを開き、写真を選んでいくのですが、「これもいいわね」「こっちも」・・・と、なかなかピックアップが進みません。想定していた状況でしたが、おいとまする時間が決まっていることもあって、スタッフに焦りがにじみます。

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結局、Aさんがお母さまをうながす形で10枚の写真を選び出しました。本来はゆっくりと写真にまつわるエピソードをお聞きしたかったのですが、そうした余裕はなく、選んだそばからはがす作業に取りかかりました。

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想像以上に難しかった「写真はがし」

今回手をつけたアルバムは、お父さまの学生時代からご両親のご結婚式、Aさんの幼少期までのもの。つまり40~50年以上たった古い写真ばかりです。

そのためか、思うように台紙からはがれません。写真はがし用のへらやカッターナイフを使って、全員で試行錯誤。その結果、残念なことに写真の一部を傷つけてしまいました。

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アルバム自体は「早く処分したいもの」だったとはいえ、1枚1枚の写真はやはり大切。スタッフ一同、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

採用写真からはがし始めてしまったことも反省点に。「これからは採用しなかった写真から試してみるべき」「はがさずにページごとスキャンしたほうがいいかも」などと話し合いながら、残りの作業を進めました。

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実際の作業から学んだこと

アルバムの造りや保存状態にもよりますが、古い写真を傷つけずに台紙からはがすのは至難の業。やっぱり、想像しているのと実際にチャレンジしてみるのとでは全然違う!というのが、今回のステップの感想でした。

お宅にうかがって作業することの難しさも実感。コロナの心配があるうえ、時間が限られた中で焦りながら写真をはがすのは失敗の原因になります。これからお引き受けするなら、訪問せずにアルバムや写真を送ってもらい、スタッフだけで作業するのがベストという結論に至りました。

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結局この日は30分間で10枚の写真を選び、それぞれに日付などを書いたフセンをつけて、Aさん宅を後にしました。このあとはAさんとお母さまで、さらに20枚の写真を選ぶ予定。写真が揃ったら、次はいよいよアルバム制作です。

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現在はアルバム問題に取り組んでいる私たちですが、周囲にはさまざまな「親の宿題」を抱えた40代・50代がいっぱい!

そこで、もっと幅広い「実家についての悩み」をざっくばらんに話し合える場がほしいね、ということで、サークルを立ち上げました。
それが「スナック 親の宿題」です。親についての悩みなら何でもあり。オンラインやリアルミーティング(@神楽坂)で、わいわい話し合うサークルを目指しています。

活動内容やプランについてはサークルのページでご案内していますので、ぜひご覧になってみてくださいね!

#親問題   #エッセイ   #片付け   #実家   #写真アルバム


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