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「成果を可視化する」ことで「やりたいこと」と「やるべきこと」のバランスを【卒論を終えて考えたこと①】

こんばんは。大学の全ての活動を終えて解放感に包まれつつ多動な生活は続くから楽しい人生だなぁと思っている、かぐやです。

昨日は卒論発表会でした。大学4年間の集大成を出してきました。いやぁ、お疲れ様、自分。でも率直なところ、非常に不甲斐ない卒論を書いてしまったなぁと思っています。というのも僕はやりたいことを優先し、やるべき課題を後回しにしていたため、十分な熱量を卒論に注ぎ込めなかった。それはどうしようもなく後悔もしようがなく、ただただそういう事実があるということで受容したいと思います。

4年間の大学生活について振り返るのはまた別の機会にするとして。卒論発表会の最後のスピーチで思うことをつらつらと述べました。普段は自分の活動についてお話しすることがないメンバーに向けて自分のお話をしたのはとても貴重な時間でした。そこで話したことを含めて思ったことをここから数回の記事に分けて書いていきます。

「やりたいこと」と「やるべきこと」の優先順位

「やりたいこと」とは今、外(=表)に向けて発信しているすべての活動のことを示します。学生団体、イベント企画、イベント参加、1on1、note、など。これらの活動は、やらなくても何の問題もないと言える活動です。

一方で「やるべきこと」とは表にはあまり出ることが少ないけど今置かれている環境下で達成されるべき最低限の課題のことを示します。卒論はある意味やりたいことでもあるけど、締め切りが決められている「期限付き」の課題。

「期限付き」の課題に対して僕はどうしても義務感を感じてしまう。その活動自体は始めてしまえば「楽しい」と思えるのですが、「やるべきこと」よりも「やりたいこと」を優先してしまい、確実に損をしてきた経験も何度かあります。

僕はこの点に関していつからこうなったのだろうと考えることがあります。高校時代までは宿題は授業中に内職をしてまで学校にいるうちに終わらせる生産性の塊でした。テニスか勉強かの生活であり、大体が「やるべきこと」で埋め尽くされていました。そんな中で優先順位をつけるのは割と簡単でした。

本当に「やりたいこと」を形にする機会がなかったから。

もちろんテニスが「やりたいこと」ではなかったということではありません。でもどこか義務感に苛まれていた側面が大きかったです。継続することが大切だと思っていたし、やめるにやめたら何をしたら良いのか?というところで壁を感じている高校時代でした。

いや、高校時代だけではありません。大学生に入っても当たり前のように部活動に入り、何度も辞めたいと思ったけど結局大学4年生の9月まで部活動を続けて、「やりたいこと」だけど「やるべきこと」の要素も含むテニスと向き合ってきました。

授業も同じです。学びたいことを学べる環境(=大学)に入りましたが、実際には本当に学びたいことだけではありませんでした。与えられる課題はただの与えられる課題。そこで学んだことはたくさんありますが、自分が立てた課題を元に探究し続けることはプラスアルファのことでした。

転機はいつだろう。

大学4年生に入り、コロナ禍に入り、授業がほとんどない中で「自分で学びにいかなければ時間が浪費されていくなぁ」という感覚を持ったことから1年前までプラスアルファだった小さな活動が主軸(=大きな活動)になっていきました。

とりあえずやってみた経験なら大学1年生から始めた日常の記録のブログ更新、おうちに人を呼んで料理を振る舞っていろんなお話をする「かぐや食堂」、本がなかなか進まない人を集めて一緒に本を読む「かぐやカフェ」、いいねしてくれた人と会ってお話しする企画、など色々とありました。高校時代にも学校内でのつながりを広げ深めるためにSNSを活用していた記憶があります。

それらの経験が統合されて、4年生の4月から読書量を増やしてみたり、YouTubeをやってみたり、ラジオを配信してみたり、日常生活のタスク量を記録してみたり、やりたいことをとりあえずやってみることで生活が埋め尽くされる毎日になりました。

「かぐや食堂」の料理例

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9月10月には教育実習もあり教職関係で課題に苦しむ場面も多々ありましたが、「やりたいこと」にフォーカスするマインドは変わらず。4月からの主軸が根付いていった感覚があります。

卒論は特に苦しみました。計画的に進める力が足りないので、「やるべきことを進める時間を設けること」に対する意識が弱すぎました。

何度も思ったことですが、期限ギリギリに成果を発揮することが悪いことではありませんが、「やるべきこと」を優先してさっさと終わらせてしまうに越したことはありません。

「計画的を立てる」より「成果を可視化する」

そもそも、僕は「計画的に進める」スタイルは合いません。大体やることを決めていてもその通りに進めることはほとんどありません。それはある意味タスクの書き出しが「義務感」を創出してしまい、意欲を低下させてしまうのではないかという自分なりの仮説を立てています。

じゃあ僕にどんな方法が合うのか。それは、「成果を可視化する」方法です。

達成した成果を記録し書き出すことで充実感や達成感をもたらすことができ、継続的に進めやすくなります。これは高校生時代にも活用していました。

例えば、大学受験期にはA4の紙を独特な形に畳んで1週間分の記録用紙にし、毎日勉強した分だけ記録をするということを3、4か月継続しました。

結果としてモチベーションを保ちながら勉強に励むことができたという経験がありました。それを活用して5月からは記録をつけるようになり、日常生活の生産性が可視化されるようになりました。

その方法を続けてもよかったのですが、途中で記録を書く時間を取ることが億劫になってしまい、辞めてしまいました。(これを書きながら、あぁ、また再開しようって思ってます。)

記録に関しては大まかな項目を設定しており、その中で何をしたかの記録をしていきます。「やりたいこと」や「やるべきこと」を含めて縦に整列させています。

そうすることで、「やらないこと」が見えてくる。「やりたいこと」と「やるべきこと」の優先順位の管理もできる。今一度記録を工夫してこれからもう一度何かしらの形で管理をしていきます。

卒論発表会を終え、今後も大学院で研究を進めていく身として、少しの自戒を込めて珍しく厳しい記事を書いてみました。

明日は少し緩めの記事にします。

それではまた!!!

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<プロフィール>
筑波大学体育専門学群4年。体育・スポーツ経営学を専攻し春から大学院へ進学。大学の授業を通して部活動や教育など社会的な課題から「地域づくり」に関心を抱き2020年9月にmulti-Regionを立ち上げ、中高大の12名で運営中。多様性・居場所・選択肢をテーマに「今できること」にフォーカスした活動をしている。小学校および中高の保健体育教員免許取得中。学習サポーター、学童支援員、家庭教師として働く。その他Teacher Aide茨城支部長として毎週イベント開催、1on1、スナックかぐやも開催中。
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