原作：遠藤達也【少年ジャンプ+】

久々にぶっ飛んで面白いアニメが始まった‼️毎週待ち遠しい❤️

主人公は凄腕諜報員、コードネームは黄昏たそがれ＝誰そ彼。
100の顔の異名をもつ変装の名人、且つスマートな身のこなし、抜かりのない情報収集力。彼の辞書に不可能はない…はずだったが、つぎのミッション遂行のため子供と妻を作らなければなくなり……⁉️

✨✨✨✨✨✨
スパイ物なのに、コミカルで爽やかでオシャレ‼️
主題歌はofficial髭男ディズム『ミックスナッツ🥜』
エンディングは星野源
『喜劇』
どちらも、バックのアニメーションが楽しい❤️
オープニングは文字もアラビアンなフォントとデフォルメされたキャラクターでかわいい😃
エンディングは特徴的な星野ワールドとぴったりの、とあるヨーロッパの国の街並みを思わせるおしゃれな雰囲気✨が本作のイメージを凝縮している。

キャスト

ロイド・フォージャー：cv江口拓也
『精神科医を名乗りターゲットの人物に接触するため名門イーバン校に子供を入学させる』任務の為、孤児院でアーニャを引き取るが、学園の面接に『両親揃って』の定義があることから、偶然であったヨル・ブライアと偽装結婚をする。ところが、アーニャはエスパー、ヨルは殺し屋で黄昏はそれを知らずに仮想家族としての生活が始まる‼️

アーニャ・フォージャー：cv種﨑敦美
ある組織に実験体として産み出された『被検体007』で人の心を読む超能力をもつ。
黄昏の心を読み、スパイにワクワクが反応して彼の養子になる。が、勉強は大の苦手で、学園の筆記試験も四苦八苦。黄昏の任務遂行に影が…。

ヨル・フォージャー：cv早見沙織
公務員をしながら、弟を育てるために『いばら姫』のコードネームで殺し屋をしているが、婚期の遅れを指摘され、注目を避けるためには一刻も早く相手をみつけなければならなくなり、偶然出会った黄昏の仮の妻役を引き受けることに。黄昏がスパイと言うことは知らない。

フランキー・フランクリン：cv吉野裕行
黄昏の協力者、普段はタバコ屋を経営しているが、実は情報屋。黄昏の任務遂行に必要な戸籍偽造もお手のもの。

曲者揃いの偽装家族

3人三様の裏の顔を持つが、一番の曲者はアーニャじゃないかな？

人の心のみならず後に登場する愛犬ボンドの思考も読めるため、彼（犬）の持つ未来を視る力さえもアーニャは把握する。ちち（黄昏）のスパイ流思考、はは（いばら姫）のある意味、天然の思考、アーニャだけが全てを見透しているのだが…。そこは、僅か4才（入学条件をクリアするために6才とサバを読んでいる）の少女の価値観でみているので、とんちんかんな勘違いが度々でてきては、ちちとははを翻弄する。
危険が伴っても、アーニャの笑顔ひとつで二人ともホロリと許してしまうのだ。

完璧を自負するロイド（黄昏）がアーニャによって、普通の家族がぶつかる日常の問題に頭を悩ませるところは、「あるある！」と親近感をよぶ。
お受験に奮闘する様は今時の子育て世代にも共感するんじゃないかな😃

そして、もうひとりのヒロイン、ヨル（いばら姫）は「幼い頃から殺しのテクニックを叩き込まれた」為なのか、一般人とは少し価値観がずれていて、持って生まれた天然な性格と相まって、殺し屋なのに一番、ほのぼのさせられる💕

そんな、ちょっと抜けてるところが、スパイの任務遂行には最適と判断したロイド。
一方、ヨルは待ちくたびれたパーティーに血まみれの姿でやって来て、同僚カミラの意地悪な挑発にもスマートな受け応えでヨルを庇ってくれるロイドに「正体を隠しとおすためならこの人しかいない！」と偽装ではない婚姻を提案してしまう。かくしてお互いの利害が一致して家族としての生活が始まる🎵

おまぬけ情報屋

アーニャに「モジャモジャ」と呼ばれている情報屋のフランクリンはロイドの正体を知るたったひとりの盟友。
ときには女装も厭わない。
任務の為とは言え家庭を持ったロイドが羨ましくて仕方がない。それでも新しい武器の開発からアーニャの子守り、時にはロイドの右腕として美術品争奪に奮闘するフランクリンは無くてはならない存在だ🎵

抜群のキャスティング

一番のお気に入りは、フランクリン。彼の声をあてているのは吉野裕行氏。大ベテランの貫禄？この声、一度聞くと不思議と耳にのこって離れない！『薄桜鬼』の藤堂平助や『ヤッターマン』のガンちゃんなど幅広い声色を持つ。が、個人的には今どっぷりはまっている中国アニメ『魔道祖師』で宿敵岐山温氏の次男温晁ウェンチャオを演じていました。これがまた、曲者で、権力に物を言わせ弱者を痛め付ける癖に、剣術はめっぽう弱いと言う悪役キャラ！これを最大限に憎らしく演じてくれたのが感動！この声がなかったら温晁の悪辣な人物像は表現できなかったし、彼がいたからこそ、主人公たちが悲哀に満ちた運命をたどったと実感させられる需要な役どころ。で、今回は90°傾いてお茶ラケているけど、ロイドのことを信頼し、陰日向になり支えてくれる相棒！
癖になるあの声が、良いアクセントになっている🎵

ヨル役の早見沙織さんは、『鬼滅の刃 遊廓編』の胡蝶しのぶはあまりにも有名ですが、前述の魔道祖師では主人公魏嬰ウェイインの義理の姉江厭離ジャン・イェンリーを演じていました。どっぷりシスコンの魏嬰を聖母の如く受け止め包み込む優しいキャラはヨルとも共通点が多い。優しい中に芯の強さがかいまみえる声質は先日地上波で放映された『ローマの休日』のアン王女のオードリーの吹き替えでイメージピッタリだったね💕

そして、やっぱりキュートなアーニャの種﨑敦美さんですが、恥ずかしながらこの作品で知りました。少年から姐御までその幅広い声質で様々なキャラを演じられていてスゴい✨これをきっかけに他の作品も観てみたい❤️
今回のSPY×FAMILYでのアーニャは新たな代表作になること間違いなし🎵

と、ここまで来てやっとロイド役の江口拓也さん‼️
彼の代表作は数々あるとおもいますが、個人的に大好きなのは『ギヴン』の梶秋彦‼️
ぶっきらぼうでストイックなドラマーの、音楽への葛藤と内に秘めたジレンマを渋めの低音で演じてくれました💘
今回のロイドは洗練された大人っぽさと、諜報員と言う職業柄ある意味冷徹な部分を隠し持つ難しい役どころ。加えて父親としての父性が芽生えていく優しい部分も要求されるけど、試験に合格したアーニャへのご褒美にお城を借りきって、スパイごっこに興じるシーンでは、スパイのプライドは一休みして、アーニャの喜ぶ顔をみて微笑むロイドが優しい父親の声なのは印象的でした❗️そんな姿に見ている方もキュンキュン来てしまった💕
✨✨✨✨✨

アニメはまだ、始まったばかり💕毎週土曜日が待ち遠しい🤣

コミックは『ジャンプ+』で一気読み‼️