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「データはユーザの声なき声」#分析リーダーズトーク

今夜はこちらのイベント「Data Analyst Leaders Talk」に、ブログ枠で参加させていただきました。お酒とご飯美味しかったです。ありがとうございました。

どの媒体で書くか迷いましたが、ナウいnoteを選びました。

勉強会では、豊富な話題に触れましたが、メッセージは共通したいくつかのポイントに分けられると感じたので、キュレーション風にまとめてみます。

登壇者


◆北川 拓也さん(モデレータ)
楽天株式会社 執行役員 CDO

◆樫田 光さん
株式会社メルカリ データアナリスト/ マネジャー
ケトルチップスのビネガー味が美味しい(これが今回の勉強会で書いた、一番最初のメモでしたw)>資料

◆五十嵐 航さん
グリー株式会社 開発本部 アナリシスチーム マネージャー
「事業部のブレインであり続ける」

◆小東 祥さん
株式会社ディー・エヌ・エー ゲーム事業部 分析部 部長

強く印象に残ったメッセージは以下3点です。

1)データは意思決定ツール

2)アナリストは通訳者 

3)分析×◎◎と掛け合わせることで価値がある

そして、大前提として「人間はおばか!」。笑

※誤解のないように・・・人は膨大な計算処理をこなす機械と比べたら馬鹿です。だからこそ、数値とは違うところで頭を使わなければ価値を提供できないという意図です。

1.データは意思決定ツール

データは、事業やサービスの方向性を意思決定するためのものでなければならない。「◎◎のデータ、ちょっとくれる?」で、データだけ渡すことはナンセンス。

さらに、サービスの意思決定をするためには、時にユーザの声はノイズになる。(例)有名な、マクドナルドがお客さんにアンケートをとってサラダを導入するも売れなかった話。データは「ユーザーの声なき声(樫田さん)」のため、数字で人の行動や心理を理解する。

2. アナリストは通訳者

分析者は「データを5%だけにまとめ、わかりやすさを200倍にする(樫田さん)」ことをイメージし、分析者じゃない事業部メンバーを「議論できる土俵にあがれるよう、通訳をするのがアナリストの仕事(五十嵐さん)」なのだと。事業のためには、議論ではデータに怪しいところがないか強調し、議論相手からツッコミを待つことも。

3.分析×◎◎と掛け合わせることで価値がある

「分析チームがなくなったら明日サービスが止まる」訳でない。ダイレクトに売り上げに貢献している訳でもない。だからこそ、誰がみても事業貢献してるよう、見せることも大事。

分析はあくまでもツールであるため、キャリアパスを考える際は、UXデザイナー×分析、機械学習エンジニア×分析、経済×分析、財務×分析、人事×分析...などと、自分の得意なことと組み合わせる必要がある。

個人的に面白かった話


◆小東さん

「分析の結果、売り上げが◎倍になりました!」というストーリーは、ほぼないwしかし、1年で改善し続けたら7億(倍?)に売り上げアップしたことはある。泥臭く積み上げるもの。

◆樫田さん

ダッシュボードを整理することで、見る人のマインドを操れる。頻繁にみてもらうように、デザインする。

(1)これがないと売り上げがついてこないという指標を一番上に置いておく。

(2)伸ばして欲しいのKGIを濃くしておく。

(3)グラフは積み上げて向かっていく方が見たくなる。

(4)5分おきにリアルタイムで見れた方が、マインドシェア取れる。

◆北川さん

楽天は子会社の社長も集めて、3ヶ月に一度、一日データ漬けにして、データの重要性を体験してもらう。データに理解がない人にも、エンターテイメントとして体験する。一年後、「データって次の未来だ!」と思ってくれるように。

以上が走り書きをまとめたメモです。後日ログミーも掲載されるようで、とても楽しみです。

全然関係ない感想

勉強会中にハッシュタグを追っていたら、エンジニアや編集者の勉強会で見るより、ツイートされてる方のフォロワー数が少ないという印象を受けました。ザッと、だいたい2桁~700以下フォロワーあたり。データ取ってる訳じゃないし、たまたまかもしれませんが…w(データの勉強会に行っておいてというツッコミ神妙にお待ちしております。

仮説としては、まだ分析者コミュニティーが確立していないため、相互の繋がりが希薄・影響力のあるインフルエンサーが少ないなど。

という訳で、これから分析向けにアウトプットを重ねて行ったら、あなたも分析系アルファツイッタラーになれるかも(?


ありがとうございました!いつかダッシュボードチラ見せ大会とかお願いします!

いつもサポートありがとぉおおお