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【ディレクター向け】オフショア・ベンダーへの連携ってどんな感じ??

どうもKai Kunです。

今回は、オフショア連携時に言葉の壁などによる認識齟齬をさける為、僕が実践していた方法などを記載していきたいと思います。

オフショアとは?

オフショアとは簡単に言うと外国でデザインとかコーディングとかしてくれる人〜のことです!笑
物価の違いから費用を抑えることが出来る為、最近どこの企業でもオフショア開発が取り組まれています。

オフショア活用最大の問題点

個人的見解+各企業で違うかとは思いますが、オフショア活用最大の問題点は品質管理(クオリティーの担保)が難しいという点だと思います。

粗利改善の為にオフショア開発を進めたい会社側の見解を察しつつ現場ディレクターは高いスキルが求められています。

品質管理が難しい理由

品質管理が難しい理由を箇条書きにしてみました。
(決して悪口ではありません!)

・言葉の壁(英語、、、難しいよ、、、)
・時差(え?あれ?、、、もう帰っちゃってる?!)
・文化の違い(の、能天気かよ、、、)

大きくは上記の3点かと思ってます。他にも環境によっては様々な問題があるかとは思いますが、上記は共通するオフショア活用の壁だと思います。

言葉の壁!やっぱり英語は勉強しよう。。。

オフショア活用問題で一番大きいのはやはり言葉の壁!ですね~( ;∀;)
オフショアとのやり取りにはブリッジディレクター(以後BD)という翻訳+作業内容伝達の役割を担った方が立つことが多いのですが、このBDには英語力+エンジニアとしての知識が求められます。

このBDの能力によっては全く違った内容が伝わってしまったりします。外国人BDの場合はより顕著にこういった事故が起きる為、オフショアとの連携をとるディレクターには様々なスキルが要求されます。

オフショア活用ディレクターに求められるスキル
・土壇場でのデザイン・コーディング力
・伝える力(コミュニケーション能力)
・人的リソース管理能力(稼働・工数管理)

オフショア活用を進めると思いもよらない事故が起きる可能性があります。(リンク切れやインクルードが直書きになっている等)そんな中、期日ギリギリにミスが発覚した場合はディレクターが自ら修正しないといけない為、ディレクターには技術的なスキルも必要になってきます。

また、言葉の壁がある為、とてつもなく丁寧に指示書を作成しないとBDならび作業者に内容が伝わりません、、、

僕が作っていたコーディング作業指示書はこんな感じです!BDがいますが指示書はコーダーが目を通す+BDの稼働軽減の為、英語で指示を出します。

▼サンプルなのでさっと作りました。本来はもっと細かく丁寧に作ります。画像1

また、各拠点の人的リソースを把握している必要があり多国に依頼を出している場合はリソースの把握がとても大変になってきます。
(便利なリソース管理ツールがあれば知りたかった、、、)

時差+勤務時間の違い、計算がややこしい!

依頼する国によって時差や勤務時間に差異があり、各オフショア支社の勤務時間+時差を日本時間で把握しスケジュールや稼働の管理をしなくてはなりません。

例えば、
・ベトナムにデザイン(定時は18時)
・フィリピンにコーディング(定時は20時)
・日本(自分)でディレクション(定時は19時)
でそれぞれ1時間かかる修正の依頼を出したとします。

ベトナムは時差が約2時間遅れています。定時が日本より1時間早い為、19時までに修正等の依頼を出さないといけません。フィリピンは時差が約1時間遅れています。定時が日本より1時間遅い為、20時に依頼をださないといけません。ほら、頭の中がぐちゃぐちゃになるでしょう?笑

油断すると連絡をしても向こうでは全員退社しており自分で作業しなくてはいけない状況になります。(他のベンダーに協力要請の連絡をする場合もありました)

こういった時差と勤務時間の計算や、稼働の管理などの壁もあります。

さらに文化も違う・・・

文化というと語弊があるかもしれませんが、緊急の依頼やローンチ当日など、超慌ただしい日でも向こうの方々は「ランチに行ってきます〜」や「そろそろ定時なので帰ります〜」などと言ってきたりします。向こうの働き方の方が正しいのかもしれませんが、こっちが逼迫している状況でも協力的ではない場合もあります。なので、オフショアを活用する際はスケジュールに余裕がある案件を任せると良いです!

以上です。

このように粗利改善の為とはいえ、オフショア開発は突発的ではなくスキルの高いディレクター・BDを用意してから進めるといいと思いました。

おやすみ〜zzz

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