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オーストラリアのコーヒー事情 意外と難しいコーヒーのオーダー

先日カフェの店員として働くことがあり、コーヒーについて勉強をする機会があったので備忘録がてらまとてみてみます。

私は日本にいた時からカフェでゆっくりと作業をしたり勉強をしたりするのが好きなのですが、オーストラリアのコーヒーについて詳しいわけではありませんでした。
カフェに行くといつもカプチーノしか頼まない。カプチーノしか頼まないので、いつも行くカフェでは何も言わなくとも店員から「Mag Cappccino?」と言われます。
もはや「yes, please」と笑顔で答えるだけでカプチーノを飲めてしまう。

せっかくオーストラリアに来たのだから、現地のコーヒー文化を学びたい。カプチーノ以外も飲みたい。ということで調べてみました。


オーストラリアのカフェ文化

オーストラリア人の一日の始まりは早い。
そして終わりも早い。
日本人の私は信じられませんでしたが、オーストラリアではカフェは15-16時ころに閉店します。日曜日や祝日は営業すらしていません。
土日祝日こそ稼ぎ時なのでは?と思いましたが、土曜日は1.2倍・日曜は1.5倍・祝日はなんと2倍の給料を払わなければいけない法律があるので、オーナーからしたら人件費削減という視点でも営業しない方がいいのかも。

日本では学校や仕事終わりに勉強をしにカフェに行ったりできたので、カルチャーショックを受けつつも、働く側としては良い文化だなとも思います。

コーヒー文化も発展しており、1年間の1人当たりのコーヒー消費量は535杯と日本人の約1.5倍だそう。
街を歩けば、たくさんの個人経営カフェがあります。
特にメルボルンはコーヒー文化が盛んで、私が旅行に行ったときは長くても3分も歩けばカフェが見つかりました。

独自のコーヒー文化を持っていることもあり、スタバなどのチェーン店は少なく、個人経営のカフェが非常に多いです。
私が住むオーストラリア第5の都市Adelaideにスタバはありません。

日本とは違うコーヒーの名前

何度か私のnoteでも触れた気がしますが、オーストラリアで`Could I have iced coffee?'と頼むと、アイスクリームが上に乗ったカフェラテが運ばれてきます。

iced coffeeとCroissant

甘いクロワッサンに苦いアイスコーヒーが欲しかったのですが、思いがけぬ甘々セットが来てしまった苦い思い出。いや甘い思い出。
アイスのブラックコーヒーが飲みたければ`Iced long black'を頼まなければいけません。

このような大惨事が起きぬよう、今回オーストラリアのコーヒーをまとめたので参考になればと思います。

今回、こちらのサイトで勉強させていただきました。

ブラックコーヒーとホワイトコーヒー

オーストラリアのコーヒーは大きく分けで2種類。
エスプレッソをベースにお湯で割るかミルクで割るかです。
お湯で割ったものをブラックコーヒー、ミルクで割ったものをホワイトコーヒーと呼びます。
さらに以下のように分類されます。

  • ブラックコーヒー

    • ロングブラック

    • ショートブラック(エスプレッソ)

  • ホワイトコーヒー

    • (カフェ)ラテ

    • フラットホワイト

    • カフェモカ

    • カプチーノ

    • マキアート

ロングブラック

ロングブラックはエスプレッソ(コーヒーの原液)をお湯で割ったもの。日本でいうブラックコーヒーになると思います。
Long black と注文すると基本的にはホットも物が来るので、冷たいもの(日本でいうアイスコーヒー)が欲しい時は`Iced long black'と注文します。

ショートブラック(エスプレッソ)

エスプレッソ(コーヒーの原液)そのもの。
苦みを楽しみたい人はこれを注文するといいと思います。
私はエスプレッソは苦すぎて少し苦手です。

カフェラテ

お店によってはLatteとだけ表記されることもあります。
こちらはエスプレッソをミルクで割り、トップにミルクの泡がのったもの。
ラテアートは文字通りこのラテにアートされたコーヒーです。

フラットホワイト

フラットホワイトはエスプレッソにミルクを注いだもの。
フラットという名前通り、トップに泡がなくフラットになっているのがラテとの違いです。

カフェモカ

エスプレッソとチョコレートをミルクで割り、トップにミルクの泡がのったもの。
実は飲んだことないのでよくわからないのが正直なところですが、チョコレートが入っているので苦みが苦手な人でも飲みやすいのかなと思います。

カプチーノ

私のお気に入りカプチーノ。カプチーノはラテにココアパウダーがトッピングされたもの。
コーヒーの苦みとココアのちょっとした甘みがマッチしていて、コーヒーとデザートが好きな人にはぴったりなの型と思います。

カプチーノとチョコレートケーキ

マキアート

マキアートはエスプレッソにミルクの泡を注いだもの。
これも飲んだことがないが多分クリーミーなんだと思います。

+αのオプション

オーストラリア人は食へのこだわりが強い人が多い印象です。ビーガンやベジタリアンはざらにいます。
そのような人たちのためにケーキやクッキーにはグルテンフリー・ビーガン向けのもの、コーヒーにも多くのオプションがあります。

ミルクの種類

コーヒーに使用されるミルクだけでもざっと以下の種類があります。

  • regular milk(牛乳)

    • full cream milk(何も言わなければこれが使用される)

    • skinny milk(低脂肪ミルク)

  • oats milk(オーツ麦からできたミルク)

  • soy milk(豆乳)

特にビーガンの人は牛乳を飲まないのでoats milkやsoy milkを選ぶ傾向があります。
oats/soy milkには追加料金がかかることもあります。

Decaf

カフェインレスコーヒーです。こちらも基本は追加料金がかかると思います。

ラクトースフリー

以前友達とカフェに行った際、友達がラクトースフリーのコーヒーを頼んでいて、なんじゃそりゃと思った記憶があります。
ラクトースフリーとは以下のこと。

ラクトース/lactose(乳糖)とは、哺乳類の乳に含まれる二糖類で、乳糖とも呼ばれています。 特に分娩直後から数日の間に分泌される初乳に多く含まれ、ヒトの母乳中には6~7%も含まれています。甘味は薄く、一般的な砂糖の20%ほどの甘さといわれていますが、母乳の中の糖のほとんどを占めているとされ、おっぱいのやさしい甘さをつくっています。

ヒトの母乳だけでなく牛乳や山羊乳、羊乳などにも含まれているため、一般的に乳製品にはこのラクトースが含まれています。

https://kawashima-ya.jp/contents/?p=25282

これが体に合わず、体調を崩してしまう人はラクトースフリーでコーヒーを頼みます。

複雑で独特なカフェ文化

多くの種類に多くのオプション。
複雑で難しいオージーカフェ文化ですが、せっかくオーストラリアに住んでいるので現地で独特なカフェ文化を堪能したいと思います。

これでカプチーノ以外も頼めそう…!

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