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4/17(水) やぎさんゆうびん


実家に来ています

父が施設に宿泊している期間に、父の友人が訪ねて来られた、と、お隣さんが報告に来てくれた

父に会いたがっておられて、いつも父が散歩に出る頃合いに、またいらっしゃることになったので、お父さんを家に引き留めておいて、と言われ

「え?今日?」

「うん、今日」

あら、勝手にブッキング!

お茶菓子用意しとかなくちゃ

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夕方、施設の送迎車が停まる音がしたので表に出ると、既にその方はいらしていて、なぜかお隣さんまで来ている

父の二つ歳上だという、にこやかなご友人はお土産に石楠花の枝を渡してくださって、何度か「石楠花はきれいな時期が短いから」とおっしゃっていた

おひとり暮らしで、父と同級生だという弟さんも既に亡くなっているそうで、短い花期を誰かと共有したかったのかな、とふと思う

そして、父だったら、どなたかの家をお訪ねするとき、こんな風にさらっと庭の枝を持っていったりはできないだろうな

家にお誘いするも、父の散歩に付き合ってくださる、と、そのまま二人で出かけていった

しかし普段は30分程度で帰ってくるところを、1時間経っても戻らない

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「参った、参った」と疲れた様子で、やっと帰ってきた父によると、お互いの家に送りあって、どちらも自分が送られる側では終われずに、行ったり来たりしていたらしい

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