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新卒デザイナーが全社キックオフクリエイティブを担当した話

みなさん、こんにちは!
株式会社クラウドワークスでUIUXデザイナーをしている波多野です。みんなからは、親しみを込めて「カイくん」と呼ばれております!

早速ですが、今回はそんな新卒デザイナーの自分が、4年ぶりに開催となったオフラインでの全社キックオフのクリエイティブを担当した経緯と内容、感想を記述していきたいと思います。

全社キックオフとは

弊社では10月を年度初めとしているため、10月の初営業日に全社キックオフを開催しております。
概要としましては、今期の会社方針や、諸々表彰(各選出者のLT付き!)や各部署からの前期の業績発表などなど、「今期もみんなで頑張ろう!」と全体の士気を高めるコンテンツとなっております!

新卒でも…

4年ぶりのオフラインということもあり、企画グループ中心にタスクの洗い出しを行いました。その中でデザイングループに課されたタスクは、主に動画制作・トロフィー制作・スライド作成・サイネージ制作でした。
自分は元々プロダクトデザイン出身だったという事もあり、トロフィー制作とオープニング動画制作をやってみないかと提案を受けました。
新卒には重くないか?と思いましたが、逆に頑張りを見せるチャンス!そう思いこのタスクを受けることにしました。
今回のキックオフクリエイティブでは、デザインディレクターをデザイングループの阿部さんに担当していただき、デザイン制作は基本的に2人で行っていきました。

トロフィー制作

トロフィー写真/見取り図

2022年10月に行われたキックオフでは、「Most Valuable Player」と「Best Manager」に授与されるトロフィーをデザイングループでデザインしました。そして今年はオフラインでの開催が復活することもあり、同トロフィーのデザイン変更を行うことになりました。
阿部さんと2人で、トロフィーを受け取る社員の名誉と成果を讃えるデザインにするべく、コンセプトの洗い出しから行いました。
クラウドワークスは、「個のためのインフラになる」というミッションを掲げています。その言葉の意味を自分たちなりに咀嚼し、クリエイティブのキーコンセプトは「個を支える」「不確実性の突破」としました。

アイデアの発散では、お互いの持ち寄ったアイデアとその意図を説明しあい、「個」を円として捉え、それを支えるイメージで周りに装飾していくことにしました。
アイデアスケッチから、ペーパーモックの作成を行い、試行錯誤を重ねることで、2つのトロフィーのデザインを作り上げていきました。

↑Figma上でのやり取り

ただ、予算は2つ合わせて20万ほど…。簡単な加工方法にしないと到底予算内に収める事ができませんでした。
そこで、2つのトロフィー「Most Valuable Player」と「Best Manager」を象徴するために、「個」の円を囲っていないネガティブなラインでそれぞれ「CW」と「M」を表現しました。
緩やかなエッジは「不確実性」を想起させ、円が支えられながらも突き進む造形を「突破」に例えました。
また、1カールで造形することで予算を最小限に抑えました。

その際のスケッチ(左が「CW」右が「M」)

そしてトロフィー制作の業者に頼む際には、打ち合わせを自分が思っていたよりも数倍の数を行いました。
自分達では合っている認識を、スケッチを用いてもうまく伝わらない事が多々あり、言語化の大切さを実感…また、トロフィーの大きさや造形、展開図といった見取り図を作るため一度、3Dにおこし再度デザインに問題ないか確かめました。←これがしんどかった…
3Dデータに起こすことで自動的に図面を作成することができ、生産性も上がると感じたからです。

Rhinocerosでのデータ制作工程

業者が制作する期間を計算し、何とか発注に成功。キックオフの2日前に完成品が到着しました。ギリギリ笑
実物の写真が上記で貼ってあるものになります。
届いて箱を開けて実物を見たときは、本当に感動…
鏡面が輝きすぎてて、自分がデザインしたのにも関わらず欲しくなっちゃいました。
来年はゲットできるように頑張ります…


オープニング動画制作

オープニング動画作成key visual / 阿部さんが作成

次に待っていたのは、オープニングの動画作成。
まずは阿部さんと共に、どのような動画にするか話し合いました。久しぶりのオフラインキックオフ、最初に全員をステージに釘付けにするような動画を作らなければ…という思いで制作していきました。
そもそも動画編集自体は、素人に毛が生えた程度しかできないため、難しすぎる編集はできないという大前提があり、難しくしないでどうインパクトを残せるかが大事でした。
自分が頭を抱えていると、阿部さんが絵コンテを持ってきてくださいました。これが中々に綺麗で面白く、さすがだなと実感。
その絵コンテをもとにまずは2人で1日かけて撮影を行いました。もう真夏日の撮影は2人とも汗だく…

実際の絵コンテ

撮影後、自分は編集作業に。期限は2週間ちょい。素人の自分はどこから手をつけていいかわからず、5日ほど進捗ゼロでした。デザイングループで動画編集をしたことある人に話を聞くなどして、右往左往しながら制作にあたりました。
問題だったのはBGM。キックオフのBGMってなんだ?から始まりクリエイティブメンバー全員で調べまくり。
その後もデザイングループのマネージャーの村上さんと阿部さんと何回も壁打ちを交わし、編集して、書き出して、レビュー投げて、編集して…の繰り返しを行いながら何とか完成させることができました。

実際の編集画面/Premiere Pro

この時点でキックオフまであと3日。何とか終わらせられたと思いましたが、今クリエイティブの最終決定者はもちろん社長。時間もあまりないことから社長に直接プレゼンすることになりました。新卒が社長室でプレゼンなんて心臓がいくらあっても足りないくらいでした…
社長とは何回かラリーを交わし、キックオフ前日に完成。ハードな2週間が終了しました。

1番大きい達成感

最後にまとめです!
今回のクリエイティブは、自分が入社した中では1番大きいタスクでした。それなりの苦労はありましたが、その分1番大きな達成感を得ることができました。学生の頃から慣れてる3Dデザインと慣れていない動画編集、それよりも完成させなきゃいけないという責任感を体験することができました…!
次回のキックオフはもう少しリソースを抑えたいと思いつつも、前回より良い作品を作りたい気持ちです。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。
クラウドワークスでは一緒にデザインしていく仲間を募集しています。
デザイン組織としても、プロダクトデザインとしても、これからのクラウドワークスをより一層成長するフェーズになりました。
自身の「できる」を増やしていき、一緒に成長していきましょう!



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