六連問題集 世界史探求 先史 古代

試学生のみんな ようこそ。自分は精一杯のことをしたと思えるように、しっかりやりなさい。余は受験生という言葉を使わん。歴史を学ぶことは、試験を受けるためだけではないからだ。いまは、試しに歴史学の初歩を学んでみる段階にいる。そして、大学で、大学を卒業した後も歴史的な見方で、世界を見られるようになっていればいいと思う。紛争があれば、50年前にたいした協議もなく国境が引かれたことに原因があるのだなと思う。なぜあの国には移民があんなに多いのかもわかる。それが歴史的な見方ということだ。そうしたことを身に着けてほしいので、試学生と呼ぶ。歴史の学びを受験で終わらせるなどとはもったいない。教養ある人間には歴史学は備えておいてほしいものだ。

問1は偏差値45-50に難度を設定してある。
問2は偏差値50-55に難度を設定してある。
問3は偏差値55-60に難度を設定してある。
問4は偏差値55-60に難度を設定してある。
問5は60-65に難度を設定してある。
問6は65-70に難度を設定してある。
・現時点で、偏差値45-50の試学生は問1から解きなさい。
問1.2.3.5は一回目は7-8割できるようになったら、次の問へ進んでも構わない。問1をしていたなら問2へ進むということだ。問4は10割できるようになることが必要だ。偏差値60を目指す試学生は、問4までしなさい。受験までに2、3周すると安定して偏差値60を取れるようになると思う。問1.2.3.5の二周目は8-9割できるようになったら、次の問へ進んでも構わない。二周目にできなかった、苦手なとこをに印をつけておいて、三周目はそこだけやっても構わない。受験直前なので、問1.2.3.4は10割を目指すことが必要だ。問5は受験する大学によって、5割-9割で調整すればよい。

・問1は三択。時折、二択や四択もある。
 一周目は7割~8割できるようになったら、問2に行くとよい。
 作問上、憶えるべきだが出題できない箇所は太字にした。
 例えば、220年に曹丕は魏の皇帝を名乗った。
 出題される個所をすべて空欄にすると
 ()年に()は()の皇帝を名乗った。
 こんな問は誰も回答できない。
 従って、()年に()は魏の皇帝を名乗った。
 と作問する。そして、余は魏を太字にする。
・問2は語群。
  noteの仕様では、本文を見ながら語群を見える位置に固定しておくプログ ラミングを使用できない。従って、遠くにある語群と行きつ戻りつしなが ら、解くことになる。
 一回目は7割~8割できるようになったら、問3に行くとよい。
・問3は空欄。
 一回目は7割~8割できるようになったら、問5に行くとよい。
 各問を7割~8割できるようにならないうちに進んでも、力はつかない  と、余は思う。
・問4は整序、地図。
 偏差値は55-60に設定しているが、偏差値60以上の大学でも、出題され る地図の問は、 概ね偏差値55-60レベルである。従って、偏差値にかか わらず、試学生は問4を解くことを勧める。
・問5は語群。偏差値60-65だが、下線または<>で囲んである部分は偏差値 65-70に相当する。一回目で問5を1割も解けない試学生もいるだろうが、 たいていの試学生はそうなので、気にすることはない。そこから5割、7割 と目指していけばよい。問1と問5に時折同じ問がある。後で気づいた  が、一度作ったら直すのが面倒だからそのままにしている。気にせんでく れ。
 問5の<>、下線部は10覚えて2出題されるくらい効率が悪いので、早慶上 智で9割は必要だという試学生でなければ、覚える必要はない。
 問5を一回目は7割~8割できるようになったら、問6に行くとよい。
・問6は空欄。
・すでに偏差値60を超えている試学生や、偏差値65を目指す人も、大きな流れや詳しい補足説明などを載せている問1から始めると、潜在的な伸びを蓄えられると余は思う。そういう試学生は確認のために問2、問3は口頭で解くだけでも構わん。偏差値60以上を必要とする人や論述を必要とする試学生は、問1の補足説明を読んでおくことを勧める。いづれにしても、問になっている空欄の前後の単語だけを観る人はちょっぴり伸びて、問の空欄がない文も読んで理解しようとする人は大いに成績が伸びる可能性が高くなる。

・繰り返し解けと教員や講師はよく言う。3度なのか5度なのか。そんなものは試学生によって異なる。100回やっても覚えていなかったら意味がないのだ。単なる用語なら、1月、2月の段階で、問われたら条件反射でさっと解答が出る状態になっているなら入試の準備ができているということだ。それが5月の段階でできていて、1月に忘れてしまっていてはいかん。
一年前に憶えたことは忘れがちなので、なるべく早く2周目に取り掛かることが大事だ。9月から二周目を始められると後が楽になる。4月から始めると8月末までの5か月あるので、1日ずつ□の記号がついた大問を一つ解けば、余裕をもって終えられるだろう。週に一日休みを入れてもだいたい終えられる。
自分で調整すればいいのだが、三周目には二周目でできなかったところだけを解いても構わんし、問2だけを解いても構わん。三周目は11月か12月に問2、問4、問5だけ解くのでも構わんぞ。

*2、3か月後などに解き直す時には、引っ掛けの選択肢についても説明を試みると力がつく。例えば空欄10の正解はカノッサだが、間違いの選択肢であるアナーニは「1303年にボニファティウス八世がフィリップ四世に捕らえられた事件で、教皇のバビロン捕囚につながる」と思い出せればいい。
解答欄を作ったが、noteの仕様/設定では、解答欄に解答を書きこむことはできない。解答を自分のノートに書くなり工夫しなさい
問1~問4は、一日のうちに解いてしまうと効果が高い。
次の日にまわすと、思い出す道が脳内に作られにくくなる。
歩かない道にはすぐに草が生えてきて、道が見えなくなってしまうのに近い。昨日やった分がもったいないので、一日のうちに解きなさい。
もちろん、問6まで解いても構わん。


□先史

 
問1 三択  正解を選びなさい
 旧石器は、ぶつけて作る(1.細or磨製or打製)石器。中石器は、(2.細or磨製or打製)石器。 新石器は、(3.細or磨製or打製)石器。
解答 1.打製  2.細 3.磨製

 猿人は、700~600万年前に生きていた(4.アウストラロピテクスorサヘラントロプス・チャデンシスorホモ・ハビリス)がチャドで、エチオピアでラミドゥス猿人、(5.アウストラロピテクスorサヘラントロプス・チャデンシスorホモ・ハビリス)が南アフリカで発見された。
解答  4.サヘラントロプス・チャデンシス 5.アウストラロピテクス

 確実に石器を使用していたホモ・(6.ネアンデルターレンシスorハビリスorハイデルベルゲンシス)は猿人か原人かはっきりしない。ドイツの(7.ハイデルベルクorジャワor周口店上洞)人、 インドネシアの(8.ジャワorバリor北京)原人や、中国の(9.ジャワor周口店上洞or北京)原人は、(10.船or火or新石器)と言葉の使用。旧人といえば、北ドイツの洞窟で発見された(11.アルマニャックorクロマニョンorネアンデルタール)人。
解答  6.ハビリス 7.ハイデルベルク 8.ジャワ 9.北京 10.火. 11ネアンデルタール

 石器を時代順に並べると(12.細石器or磨製石器or打製石器)、(13.細石器or磨製石器or打製石器)(14.細石器or磨製石器or打製石器)の順になる。
解答 12.打製石器  13.細石器  14.磨製石器

 時代順に並べると、(15.アウストラロピテクスorクロマニョン人orサヘラントロプス・チャデンシス)が最古で、(16.クロマニョン人orジャワ原人orネアンデルタール)が最新になる。
解答 15.サヘラントロプス・チャデンシス16.クロマニョン人

 火の使用を開始したのは(17.原人or旧人or新人)。
解答 17.原人

 新人=(18.化石or凍石or現生)人類=ホモ・サピエンス・(19.クロマニョーンスorサピエンスorノーヴォ)
石器と(20.金属or骨角or酒)器の併用をして、(21.バシーorベーリングorマラッカ)海峡を渡りアメリカ大陸へ入った。北京郊外の洞窟で発見された(22.燕洞人or周口店上洞or港川)人。ヨーロッパでは、南仏ドルドーニュ洞窟で発見された(23.クロマニョンorネアンデルタール)人。洞窟壁画ではフランスの(24.アルタミラorラスコーorラヌール)、スペインの(25.アルタミラorラスコーorラヴァンカ)が有名である。彫刻ではオーストリアの(26.ヴァルトマルクorヴィレンドルフorウィーン)のヴィーナスが有名である。解答  18.現生 19.サピエンス 20.骨角 21.ベーリング 22.周口店上洞 23.クロマニョン 24.ラスコー 25.アルタミラ 26.ヴィレンドルフ/石

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