皆伝 現代文 解法12 空欄が二つ続く問題
(A)と(B) (A)または(B) (A)ではなく(B)
訓練1
問 空欄を埋めなさい。
「鬼は古来、人間ではなく妖怪の一種と考えられてきた。しかし、果たしてそうだろうか。大和王権以来の中央権力に駆逐されて周辺化されてきた人々が、それでも追いやられた負のエナジーを持って生き延びて行く時、中央で生きる人々からは得体のしれない者たちと見えて、いつしか鬼のイメージが重ね合されたのではないだろうか。実際、鬼が出るのは周辺の虐げられた人々が報復のゲリラ戦を展開できる夜中や郊外という時空間と重なるのである。つまり、鬼というのは従来考えられてきたように(A)ではなく、(B)なのである。」
解答 A妖怪 B人間
A、Bの文は、主語が鬼です。この文章には、四回鬼が出てくるんです。そのうち一行目には、「従来」の言い換えである「古来」があると気付きますね。冒頭の文にキーワード二つが揃っています。古来妖怪と考えられてきた=従来考えられてきた(A妖怪)が入るとわかりますね。
SNSで、この記事や皆伝現代文のことを紹介してくれると嬉しいです。皆伝 現代文を必要としている受験生も助かると思います。
「気に入ったらサポート」や、サポートできない人は下にある♡(スキ)を押してくださると嬉しいです。
ここから先は
3,571字
¥ 190
サポートして下さると長く続けられると思います。これからも学んでいく費用に使うので、サポートを御願いしますね。