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皆伝 現代文 解法06 肯定文 否定文 その1




本来は否定の文が肯定になっているので意味の通じなくなっている文を直すという設問。
例1)私は歩いていて疲れたので、走った。
例2)私はケガが治らなくて、退院できた。

解法
①前の文との関係性に注意します。

太線部のように、「-して」(連用形)、「そして」、「しかし」などの因果関係を表す言葉に注意しましょう。
例1)私は歩いていて疲れたので、走った。
例2)私はケガが治らなくて、退院できた。

太字のように、⊕が書かれるべき箇所が⊖、その逆になっていたりはしないかと注意します。
例1)私は歩いていて⊖疲れたので、⊕走った
例2)私は⊖ケガが治らなくて⊕退院できた

④キーワードの近くに間違いがあるのではないかと当たりをつけます。
例1)は、「疲れたので」と理由が書いてある。「走らなかった」と直すべき。
例2)は、「なくて」と連用形になっているので、⊖がつづくはずです。「退院できなかった」と直すべき。

それでは実際に解いてみましょう。

訓練1

「否定の箇所が肯定になっているので意味が通じなくなっている。その箇所を直しなさい」

問1 私は冬が苦手だから、スキーをする。
問2 あの人が好きだ。しかし、告白した。
問3 数学はどうにも苦手で、私は合格点を取れた。

解答 
問1 私は冬が苦手だから、スキーをしない
問2あの人が好きだ。しかし、告白しなかった
「告白しない」は現在形だから間違い。「あの人が好きではない。しかし、告白した。」も正解。
問3数学はどうにも⊖苦手で、私は合格点を⊖取れなかった

訓練2

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