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体の不思議なフィルター!糸球体と尿の仕組みを解説

腎臓の中で血液の成分が尿になるのには、どの様な力が働いてるのでしょうか〜?

簡単に説明していきますね。

☆ボーマン嚢という場所では、血液の中にある水や小さな分子が濾過されます。でも、赤血球や白血球、大きなタンパク質や脂肪の入った粒子は濾過されないんだよ。

濾過が起こる理由は、糸球体という場所での血圧です。糸球体では、血圧が45mmHgという数値で保たれています。この血圧は、動脈の圧力が変わってもある範囲内でほぼ一定に保たれます。そのため、血液が糸球体を通るときには、この血圧の力で水や小さな分子がボーマン嚢に押し出されるんだ。

ただし、血液中には血漿と呼ばれるタンパク質を含んだ液体があります。この血漿には、ボーマン嚢に逆らう力が働く浸透圧があります。浸透圧は約25mmHgと言われています。また、ボーマン嚢内には約10mmHgという圧力が働いています。

これらの力を考慮すると、実際に濾過するときには、血漿の浸透圧とボーマン嚢内の圧力が糸球体血圧に逆らう方向に働きます。つまり、濾過の際には、有効な濾過圧というものが生まれます。

この有効な濾過圧は10mmHgとなります。血漿中の水や小さな分子は、この有効な濾過圧によって糸球体の毛細血管からボーマン嚢に押し出されるのです。

うーん凄いシステムですね〜。

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