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第53話「アンビバレンス」~「対人援助の現場で使える 聴く・伝える・共感する技術 便利帖」を読んで(13)~訪問介護~


◼️始めに◼️

 皆様、お世話になっております。
 今回は、読書感想文の続き(13)です。
宜しくお願い申し上げます。

◼️基本情報◼️

書名/対人援助の現場で使える 聴く・伝える・共感する技術 便利帖

著者/大谷 佳子氏
発行人/佐々木幹夫氏
発行所/株式会社翔泳社様

全158P

◼️小見出し◼️

「対人援助の現場で使える 聴く・伝える・共感する技術 便利帖」より

コラム「アンビバレンス」

◼️気になるキーワード◼️

・相反する感情
・矛盾する感情

◼️感想◼️

アンビバレンスとは

相反する感情を持ち、矛盾する感情が共存することもあります

P121-L14~15

◼️事例◼️

 ここのところ、よく、何かしらのご用件で、お電話がかかって来るお客様。(私は事務もしています)

お客様「明日は来る日ですね、台所洗剤を買っておきましたよ、使って下さい」

私「有り難うございます。しっかり磨きますね」

お客様「いつも有り難う。今週は明日と、あと二回位、来て下さい。たまにはゆっくり話でもしましょう」

私「明日と来週もお掃除で伺いますよ」

お客様「掃除するだけなんて事はないでしょう、つまらない人ね、来て下さい」

◼️◼️◼️

 毎度の事になるので、私と致しましては、介護保険をご理解頂ける様、ご説明を長々するつもりはありません。かと言って、言われた通り予定を変更し続けるつもりもありません。お話を傾聴していると落ち着いて頂ける様なので、大抵、予定通りとなっております。
 契約が長い期間のお客様ですと、思い入れを持って頂けることもございますが、ある程度の距離感を持たせて頂いております。

 お客様の根底にある想いは、いかばかりか…

・お寂しい
・時間潰し
・気晴らし
・本当に予定を変更したい
・ヘルパーである私や、サービスが気に入らな  い
・他のサービスもご利用になりたい

等でしょうか。
アンビバレンスと言えば、その様にも感じます。他にもご要望が増える場合もあるかもしれませんので、そこは注意を払いたいです。

 対面した折りに、日々のお話はさせて頂いていますが、なかなか、払拭して頂く事が出来ません。
 他のヘルパー様も電話に出て下さっているので、色々アプローチして頂いていますが、お電話は続いていらっしゃいます。
 サ責様やケアマネ様もこの事はご存じです。
 そろそろ、どうにかお心を納めて頂けると良いのだけれど、と思う、今日この頃です。

◼️最後に◼️

 今回は以上です。

 画像はgifted_poppy953様からお借りしました。有り難うございます。

 皆様、お付き合い頂きまして、有り難うございます。お気づきの点等、ございましたら、コメントを頂けますと、幸いです。

 また、宜しくお願い申し上げます。

訪問介護士のひかり