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介護現場で働く日本語教師⑤

みなさんこんにちは。
日本語教師で介護福祉士の内藤です。

今回は『指示が通らない‼️』という話を
しようと思います。

私は現在、介護施設で特定技能の方と
定住者の方と一緒に働いています。

どちらの方々も頼りになるのですが、
最近、一緒に働いていて苦労していることが
あります。

ときどき、私が話したことが通じていないことが
あるのです。

例えば、
『これからAさんの排泄(要2人介助)に行くので来てください。』
と言って、私はAさんの居室のトイレで待っているのですが、全然来ません‼️

依頼をしたスタッフは何をしているのかというと
全然違う仕事をしているのです。
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私が仕事をしていて、
特定技能の方と定住者の方、
コミュニケーションに苦労を感じているのは
どちらの方だと思いますか?




私にとっては定住者のかたの方が話を
伝えづらいです。

特定技能の方はある程度日本語教育を受けた上で
日本に来られます。
日本語教育のバックグラウンドがあるので
どんな言葉を使えば伝わりやすいかわかります。

例えば、
可能形を使って話すより『〜ことができます』を
使った方が伝わりやすいなど。
いままで留学生に教えてきた際に使ってきた
ティーチャートークが活かせるのですが

定住者の方で日本語学校に通ったことがなく
日本語の勉強もしたことがない人は
通じやすい言葉が少し違うようです。
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私は話が通じていない時、ジェスチャーを
使ったり、改めて表現を変えて話をしています。
日本語教育の初級文型とか、そうした知識を一旦
置いておいて、シンプルに「やさしい日本語」
心がけて話しています。

やさしい日本語とティーチャートーク

一緒に働く前の予想では、
特定技能のかたの方が
コミュニケーションに苦労すると
思っていたのですが、
一緒に働いてみるといろいろ発見があって
面白いですね。

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