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仕事に納得感はいらない

最近の若手の傾向として納得感が欲しい、らしい。

本当にそれをやる意味があるのか?
教えられたやり方は効率が良いのか悪いのか。
などなどを確認したい、らしい。

若手がそのように言う気持ちは分かる。

世の中、無駄な作業をしている人が圧倒的に多い。
エクセルですぐに計算できるのに手作業でがんばろうとする。
グーグルで検索すればすぐに分かるのになぜかそうしない。
などなど。

そんな人たちから仕事を教えられると、本当に教えられたやり方が効率が
良いのか疑わしい、という気持ちになるのかもしれない。

一方で仕事を教える世代にも言い分がある。

今まで成果を出してきたやり方だから一定水準の成功が約束されている、
それを教えている。
ということ。

そしてなにより、仕事を教える世代が言いたいのは、
仕事を教えて貰っている立場にも関わらず何様のつもり?
ということ。

仕事を教えて貰っている立場とは、一人前ではない立場、
自分では何もできない立場、何も知らない立場であること。
それにも関わらず、納得ができない、と言うのは
自分の立場が分かっていない。
それが言えるのは一人前に仕事が出来るようになって始めて言える言葉。

今の若手に仕事を教える世代のこれらの気持ちを理解しろ、
とは言わない。
言っても分からないから。
同じ立場や状況にならないと気持ちは分らないから。

だから、仕事を教える世代に言いたいことがあれば
納得感を求めるのではなく、代案を出す。

代案の無い納得感を求める行動は、仕事を教える世代からすると
ただのうざいヤツ。

電卓で計算をする仕事のやり方を教えられたら
エクセルで計算する提案をしてみる。

紙の地図で調べる仕事のやり方を教えられたら
グーグルマップで調べる提案をしてみる。

最初は受け入れられないかもしれない。
そこで辞めたらただの負け。
2回、3回と提案をし続けていくことで受け入れられるようになってくる。
自然と仕事に対する納得感も高まっていく。

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