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【強運発揮!】ヒッチハイク🚙バンクーバーまでの車内

僕のスキルといえば運の強さ。

実際にこの旅中に仕事が決まるというミラクルもあった。

今思い出すと1週間風呂に入らずに面接を受けに行き、ビール・ピザ・パスタを死ぬほどご馳走になって内定をもらったということになる。

海外だからできるようなことだけど・・・

旅中にそんなミラクルもあったがヒッチハイクでも起きた。

レヴィーからバンクーバーまで帰ろうとヒッチハイクをはじめた瞬間。

1台目で乗せてくれたのだ!しかも、10時間かかるバンクーバーまでだ。

本当にグーサインを挙げた瞬間にとまってくれた。

止まってくれたので頑張って自作したバンクーバーと書いたボードは使わずに役目を終えた。

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せっかくキャンプ場のスタッフのご好意でマジックと段ボールを頂いたのに・・

小さな車からは女性が降りてきてくれた。

僕「え!マジでバンクーバーまでいいの?」

彼女「いいよ!私も話し相手欲しいから!」

っといった具合で約10時間のドライブがはじまる。

最初はお互いの仕事の話や日本やカナダについての会話がメインだったが長時間のドライブなのでそれだけでは内容がもたない。

政治・恋愛・家族。深い話や下世話な会話をした。

乗せてくれた彼女は植物採取の仕事をしているらしくワーピショップや学生を相手に仕事をしている。

カルガリーで彼氏と同棲をしていたのだが、今日、別れたばかりでバンクーバーに住むことになったので移動しているとのこと。

そこから恋愛の話になる。

僕「なにが原因で別れたの?」

すると彼女はひとつ深ーいため息をついて話しはじめた。

彼女「実は彼氏がバイセクシャルになって男性に好意を持ちはじめたのよ。それで諦めることにしたの」

そのときの彼女の表情は初対面の僕でも強がっていることがわかるほど落ち込んでいた。

僕「昔付き合ってた彼女がバイセクシャルだったからその気持ちわかるよ」

僕もこのケースは経験していたので彼女も気持ちも少しは理解できた。

途中、休憩しているときに彼女はお弁当を食べながら

彼女「このお弁当、彼が最後に作ってくれたお弁当なの・・・」

マジかよ〜いや可哀想すぎるでしょ!って心の中で思いつつ

僕は笑うことしかできなかった。


LGBTに寛容なカナダでは普通じゃないことが普通だ。

街を歩けばゲイの人たちやレズビアンのカップルが歩いている。

日本ではやっと認知度が高くなってきているくらいでまだまだ「普通」とまではいかない。

現に日本のドラマではLGBTが主として描かれている。

海外では最近流行のNetflixにある「SEX EDUCATION」という作品の場合。

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LGBTが当たり前として作中にでていて、それが当たりまえだろという製作陣の気合いが伝わってくる。






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