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教職について考えてみようの会③~2030年の教育を考える~

お疲れ様です。第3弾です。ゆっくり読んでいってくださいね。


まず2030年の教育の世界はどうなっているのかについて考える

2030年遠いようで近い未来ですが、間違いなく言えることは黒板とかは消えて、すべての課題や学校で扱うものは電子化されたものになるということで今のシステムからは大きく変化が起きるということです。学校の先生の職業はきっとなくなってはいないものの、オンライン教材の普及に伴って業務量は削減されるのではないかと感じています。教育を受けるこどもたちにとってもデジタルネイティブよりもさらに後の世代で、スマートフォンやタブレットが学習に活用できるのが当たり前の環境で育ってきており、そう言った中では環境面でも新たな教育的な課題に直面するのではないかとみています。
そしてこの後取り上げる生成AIについてもそうです。今よりもさらに精度が良く、人が書いているようにみえる文章の生成であったり、画像の生成、動画の生成が進むなかで、求められてくる力も変わってくるのではないかと想像しています。

現代と変わることはなにか

今と変わることは生成AIのことではないでしょうか。Chat GPTなどが台頭してくる中で、教育は明らかに変わっていってしまうのではないでしょうか。ただただChat GPTでアウトプットしてもらった内容を課題の答案として提出することができる世の中になるし、知識重視の部分から思考を重視する方向へ大きく舵を切っていくのではないかと予想しています。

その時代に求められることとは

自分でなにかを調べなくてもよいというのがかつてよりもさらに進むと思います。わからなかったら検索すればよい時代から、AIに聞けばよい時代が来ていて、子供たちにとって自分で自分の学びを得ていくことはさらに難しくなってしまっていると思います。僕ぐらいの世代(今の大学生くらいの世代)はスマートフォンやタブレット、YouTubeなど学習の妨げとなりうる誘惑が増えてきた世代といわれる世代ですが、それより下の世代にとっては学習そのものの中にも誘惑が生まれてくるのではないかという危惧もあります。

その中で必要な力というのは、やはり自分を律する力です。そして自分を律することのできない人は実力をつけることができないというのもあるので、今以上に教育の中での格差が見えないところで進んでいく可能性があるという問題があります。そこで起こってくる問題について少し考察していこうと思います。

見えない部分になるということは今以上に自己責任論になる可能性が非常に高くなるという問題があります。できないことを教師がそのままにしておくことも確かにできて、別にその責任を個人に対して押し付ければよいのだから。見えない部分、見えにくい部分に対して学校の先生はどのようなアプローチをしていくことができるのでしょうか。

キャリア教育の未来

これについては今以上に重視されていると思います。見えない将来というのがさらに進行するなかで、子供たちにとって何も自分のキャリアについて考えないまま大人になっていくのは今よりももっと致命傷になりうると思っています。個人の人生選択がなかなかサポートされない中で、これは教育に限らないことではあるが教育をはじめとした社会の仕組みがそれらを支えていく必要があるのではないでしょうか。

校則とかのイメージ

大切になる部分が変わってくるのではないか、すなわち多様性であったり、個人の表現を守ることにシフトしていくのではないかと思っています。これまでは学校の先生の指導が楽になるように、円滑に進めることができるように、というのが目的で作られていたルール、そして「ルールを守ること」が目的化していた校則の問題もあって、これについては時代が明らかに人権を守る方にシフトしつつあるなかで、そこを学校の運営陣が守り切るということはかなり難しくなるでしょう。
ただし、生徒が自分たちでルールを作ることができる自治的な学校が作られるかといえばそれはおそらく変わっていないのではないかなと思います。それがもっと柔軟に生徒の意見を聞いて、それが反映されて生徒たちにとっても教師にとっても納得のいく学校づくりの状態に至るためには2030年時点では実現されないのではないかと感じています。
それが良いのかどうかは別として、自主性が求められるなかでのルール作りというのは教師と生徒、そしてその社会に求められることに照らして考えていく必要があるというのが僕の意見ですが、教育界は何かと保守的なので、そこはなかなか難しいのかもしれませんね。

まとめ

まとめると、生成AIによる技術的な革新と、社会の重要視するもののパラダイムシフトによって生徒に求められる力も変わり、おかれる環境が変わることが推察されます。そのなかで教師は、彼らを独立した一人の人間として尊重する必要があり、彼らの意見がしっかりと反映されるような学校づくりが求められます。

なんか今回文章ばっかりになってごめんなさいね
また次回の教職について考えてみようの会でお会いしましょう。
ほな。

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