見出し画像

白トラ弐11 自らの舌で発見 御菓子司

 余談だが、表通りのお店はご主人に直接お伺いしたところ
「団子(お餅)生地にお砂糖は入れてないけど、わずか甘味を感じたとするとトレハロースです」とお答えになった。
 それでも、スーパーで売られている串に団子4個が3~4本入り100円前後のやたら甘いモノよりダンチの旨さだった。ご主人の言った通り本当に『少し』しか入ってないのだろう。
 表通りから外れた奥のお店の娘さん(おばちゃん)に直接お伺いしたところ「うちは上新粉とお水とお塩だけでやってます」とはっきり言った。
 余計なモノを体に入れたくない、本物を食べたいと思っている白へびは当然後者を選ぶ。

 もう一つ余談だが、京都に越して以来、時折自分でも『ささき』の娘さんに教えてもらったレシピ、すなわち上新粉とお塩とお水で白へびお手製のお団子を作ろうと挑戦しているのだが、一向に『ささき』のお団子に似ても似つかないのである。
 京都市内にある錦市場(にしきいちば)で上新粉を買う時、お店の人から「お団子作るんなら餅粉が混ざったこっちの粉を買った方がええですよ?」と言われる。上新粉のみで作りたいと伝えると「上新粉だけではお団子になりませんよ?」と言われてしまう。上新粉とお塩とお水のみでお団子を作ってる人がいると伝えると、京都市内の粉を売るお店の人達は大抵「上新粉のみではお団子の形にまとまらないよ??」という反応になる。そういう点でも『御菓子司(おんかしつかさ』とお店の看板に付ける人は真に本物なんだと思えてくる。無論、実際食べてどうか?が重要だが。 

 わたくし白へびがこの京都へ移住を決める1~2年ほど前には既に、自分の守護天使が『みやび』な存在に違いないと根拠もなく思えてならなかった。

『たまたま』といえば『たまたま』
『こじつけ』といえば『こじつけ』
『偶然』といえば、まぁ『偶然』かもしれない

が、まぁ以上のことから忘年会でこの白へびの目の前に座った初対面の日本美人の女性が、どうして前から知ってる感じがしてしまったか?これが白へび側から見た真実ということで話を着地させたい。

 さて、もう一つお話しておきたいのが『宇宙語』を話す女性について。
 そして関連してか?
 白へびにその後起きたこと、体験について。

 つづく

■白トラ弐 バックナンバー 一覧