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なんと呼んだらいいの?

  昨日は梅雨の晴れ間で、ヨメはんと「何する?」と、ダラダラ朝飯を食べておりました。そうそう、このヨメはんという言い方、アカンのですよね。  
 実際、ヨメはんにヨメはんと言ったことはありません。いつも「名前」に「ちゃん」をつけて呼んでいますが、こういう文章を書くときとか、どういうふうに自分のパートナーを表したらいいのか迷います。みなさんはどうしたらいいと思いますか?またどう呼ばれたいと思われますか?
 大親友が自分の奥さんを「おかあさん」とか「ママ」とか言い、ご当人も相方のことを「おとうさん」とか「パパ」とか呼び合っていて、僕はこれにものすご~い違和感を感じておりまして・・・。
 一度、僕の母親が僕のことをまだ小さかった子供の前で「オトーサン」と言ったことがあります。僕はそれがなんとも気持ち悪く「ワタシはアナタのムスコであってチチオヤではありません」と言ったことがありました。
 母は「もう!ホンマに!!アンタはヘンコやなあ。我が子ながらそういうところ大ッ嫌いッ!世間サマではそう言うのッ!」と怒って帰ってしまいました。
 しかし、エライなあと思うのは、それ以降、母は僕のことを「おとうさん」とか「パパ」とか絶対に言わなくなり、最後は認知症にもなりましたが、そこだけは崩しませんでした。ずっと「たかしクン」と呼び続けてくれました。
 うん?なんの話でしたっけ?
 そうそう、ここでは「能力開発と生産性」のお話をするんでしたよね。
 でもね、ヘンコなオトーサンは思うわけですよ。
 会社の中でも感じませんか?呼び方とか、そういうところに妙な気の使い方をしたりしませんか。そういうのって能力開発とか生産性とかの話をする上で、どこかで魚の骨みたいに引っかかってくるように思いませんか?呼び方とかショーもないことで失敗とかしたくないと思う気持ちが、何か新しいこととか取り組みとか始める上で手を止めさせる原因になっていたりしませんか?
 欧米人はだいたいファーストネームで呼び合ってますよね、プライベートでも会社でも。あれって結構、大事なポイント違うかなあ、とか思うワケですよ。自分のボスに「たかしクン」とか言ってみたらどうなるんすかねぇ。まあ「たかしクン」はちょい無理でも「~さん」ぐらいが普通にならないんすかねぇ。
 多くの会社が「さんづけ運動」なるものをやっていますが、それは一体、何のためにやってるんですか?すっかり仲良くなって仕事はやりやすくなったのですか?取り組んだ結果、付加価値は上がったのですか?働き方は変わったのですか?
 さてさて「ヒマやなあ」ということで「ドライブ行くか?」ということになり、車をブッ飛ばして平湯温泉に行ってきました。マジ遠かった・・・。
 バスセンターには誰もいなくて、乗鞍はまだ閉鎖で、温泉タマゴは感染防止のため、殻を袋に入れて密閉容器に捨てるよう指示され、日帰り入浴施設では誰もが寡黙にお湯に浸かり、それでも安房峠は新緑に染まり、「ナンでこんなに遠いんや?かえって疲れたなあ」とヨメはんとヘトヘトになって、ようやく我が家に帰りついた一日でした。

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