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【ゼミ活動】留学生とのオンライングループワーク

こんにちは。ゼミ生のボンディです。
今回は、2023年に3回にわたって行われた、赤門会日本語学校の留学生とのオンライングループワークについて紹介します。

活動概要

活動の目的として、本学と赤門会のそれぞれ異なるバックグラウンドをもつ生徒が交流することで、互いの専門分野や文化を理解し合い、価値観や習慣を尊重することが挙げられます。また赤門会にとって、オンラインでのグループワークや日本語での語学交流は、ITスキルや語学のスキル向上、実際のコミュニケーション能力の向上が期待されます。
活動内容は、課題解決手法や新しい商品・サービスを生み出す手法であるデザイン・シンキングの考え方、この考え方が必要とされている背景や、手法・プロセスなど、基礎的な知識を得ること。その理解を踏まえ、問題意識を持って自ら課題を発見し、その課題を解決するためのプロセスや手法、チームでの課題解決に必要なチームワークやコミュニケーション力を体得する。ゼミ生がファシリテーターとなり、留学生を含めた少人数グループを3つ作り、提示されたテーマにおける課題の発見、解決策の立案を体験します。

赤門会日本語学校について

1985年に創立された学校法人新井学園赤門会日本語学校は、留学生教育に特化し、80以上の国・地域から2万人以上の留学生を受け入れています。その教育理念は、多様な視点や高いコミュニケーション能力を持つグローバル人材を育成し、日本語コミュニケーション能力の強化を重視しています。留学目的に合わせた支援体制も整え、個々の学生のキャリア形成をサポートしています。

グループワークの様子

第1回目
日時:9/11(月)13:30~15:00
場所:セピアタワー10F  NSGグループ東京キャンパス、赤門会日本語学校本校6F
テーマと内容:デザイン・シンキングが必要とされる背景と基本的な考え方を理解する。
グループワーク:オンライン環境に慣れるという目的も踏まえて、留学生と簡単な自己紹介をし合った。

▲ゼミ生の様子

第2回目
日時:12/7(木)13:30~15:00
場所:開志専門職大学米山キャンパスor自宅にてオンライン
テーマと内容:ユーザー視点で課題を発見し、解決策を立案するデザイン・シンキングのプロセスと手法を体験する。
グループワーク:互いに学校生活や普段の生活の中で感じている不満などを共有した。Miroのツールを利用し、ブレストを行いながら共感しあった。

▲グループワークの様子

第3回目
日時:12/14(木)13:30~15:00
場所:開志専門職大学米山キャンパスor自宅にてオンライン
テーマと内容:第2回までの授業で修得したデザイン・シンキングの手法を実践する。
グループワーク:前回までで共有しあった問題点をブラッシュアップし、改善していくための解決案を出し合った。Miroの操作にも慣れ、各グループごとまとめて発表しあった。

▲発表の様子

参加学生の声

かみさま:色んな国籍の留学生たちとオンライン上で交流し、デザインシンキングを通して日常生活の困り事を解決するテーマで取り組みました。初めは言語の違いからコミュニケーションが取りづらいのかなと思っていましたが、意外と日本のトレンドや風習などで盛り上がってとても楽しかったです。国籍の違いはあれど悩みのタネは共通して同じなんだなと。実は僕の就職先ではグローバル人材を採用しているので、今回の経験がタメになるんじゃないかと。今回の取り組みで得た、色んな国籍の人達と交流し理解を深め共感すること今後のキャリアでも生かしたいなと感じます。

はたけ:事前に氏名や日本語力が記載された資料を貰っていましたが、正直どれくらい話せるか心配していました。しかし、いざ始まると留学生の方々は日本語がとても上手で、スムーズに会話することが出来ました。
私たちの大学にも留学生の方は若干名いますが、あまり関わる機会もなかったので、今回の講義で赤門会の方々と話し合いをすることが出来たのは、とてもいい機会になったと感じています。今後も他国籍の人と関わる機会は数多くあると思いますが、一人の人間として真正面から接していこうと改めて実感しました。

留学生の声

日本人大学生と大学授業を聞くのは初めてで、赤門会✖️開志専門職大学の連携講座に参加したのは、大学生として必要なスキルを先取りたいと思ったのがきっかけでした。
初めは、講義内容の概要でデザインシンキングに関するテーマで紹介された時、授業内容の理解や日本人大学生と意見交換で自分の思ったことをしっかりと伝えられるか心配でした。
しかし、授業を聞いていく中で100%理解することはできませんでしたが、思ったよりも理解しやすく、日本人大学生もとてもフレンドに接してくれたおかげで緊張感が取れるようになりました。そして、日常生活の困り事を解決するテーマでグループワークする時も互いの困り事を共有し、異なった文化の風習なども聞くことができ、とても楽しかったです。
専門知識の学びでは、デザインシンキングに関する理論知識の学びに加えて理論知識のデザインシンキングのプロセスと手法の実践活用法についても学ぶことができました。特に、共通の悩みのネタから問題点を洗い出し、そこから問題解決に向けて互いにアイデアを出し合い、考える視点の違いに気づかせた他、大学生として身につくべき考える力、異文化理解、異文化コミュニケーション、国際感覚も体験でき、大変貴重な学びとなりました。
大学入学後も今回の受講参加で得た学びを活かし、少しずつではありますが、自分の考える力と課題解決力の磨きを軸に、専攻分野の専門知識の習得と活用を心がけながら日本人大学生との交流、グループワークでの学び方等に生かせるように頑張りたいと思いました。

終わりに

留学生とのオンライングループワークは、異なる文化や言語背景を持つ学生たちが共に学ぶ貴重な機会でした。コミュニケーションの壁を感じることなく、オンライン環境を有効に活用し、共感と理解が深まりました。我々ゼミ生にとって、学際的なアプローチと異文化交流を通じて、グローバルな視点からお互いを尊重できたことは大きな収穫でした。
このような貴重な経験を通じ、新たな視点を得ることができよかったです。

赤門会レポート

今回の活動について、赤門会日本語学校もレポートでまとめています。下記ファイルをダウンロードしてご覧ください。


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