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リコピンの話はしていない

最近夕食にレタスと豚の冷しゃぶを食べている。
正確に言うと、ごまだれトマトを食べるためにレタスと豚をゆでて食べている。ごまだれが主目的なのでダイエットにはならない。美味しいものは脂肪と糖でできているので……。
おかざき真里『かしましめし』5巻のレシピを参考にしてレタスと豚肉を茹で、ごまだれに刻んだトマトと韓国海苔を入れたものと一緒に食べている。
夫婦揃って、毎食同じものを食えと言われたら0.5秒で暴動を起こすが、毎晩同じものを食えと言われたら「たまにはカツオのたたき食べたい」と言いつつ従うタイプのデブなので何も問題はないし、たまにカツオのたたき食べたり麻婆豆腐を食べたりしている。
ちなみに夫が出張で不在の時はボイルイカときゅうりにマヨネーズつけて食べてる。火を使うとかめんどいので。

おかざき先生がTwitterに「拙著のスクショは4枚程でしたら上げていただいてOKです」と書いて下さっているのでお言葉に甘えてレシピを貼る。
うちはアラフォーデブふたり暮らしなのでレタス大2玉、豚バラ肉350gに調整してます。

おかざき真里『かしましめし』5巻より
おかざき真里『かしましめし』5巻より

このごまだれトマトが本当に美味しい。
太字にしちゃうぐらい美味しいし、ごまだれトマトを知らなかった過去の分まで食べてるぐらい美味しい。
材料はすべて近所のスーパーで買って毎回目分量で作ってるんだけど、作ってる途中に化学変化が起きてヤベェ成分が発生してるんじゃないかってぐらい美味しい。ごまだれの甘みと海苔の風味にトマトの酸味が加わり食欲を促進し、ひとりでレタス一玉食べられる魔剤になっている。豚肉要らないんじゃないかって思う時もあるけどアクセントとして食べている。

ごまだれトマトに使う海苔は、当初は大和ヒロシ選手が物販で売ってる炙りぶち海苔を使っていたんだけど、ごまだれトマトフィーバーが発生したため次の海苔チャンス(「大和選手が出場する大会に行くタイミング」を意味する千葉県北西部の方言)を待たずに手持ちが枯渇してしまった。やむなく近所のスーパーで、最初から刻まれてるタイプの韓国海苔を買い、気の済むまま入れている。
「あの海苔ならこんなに入れなくても海苔の風味がしたのに……」と泣きながら入れている。
夫も泣いている。
どちらかというと夫の方が海苔を想って泣いている。
夫は大和ヒロシ選手のことを「美味しい海苔のパッケージに印刷されてる半裸の人」くらいの解像度しかないが海苔を愛しんで泣いている。
夫の中で大和ヒロシは美味しい海苔の人だし近藤修司は美味しいフィナンシェのお兄さんで、エビスコ酒場のことも茹でタンが美味しい居酒屋ぐらいにしか思ってないが、そんなことはどうでもいい。プロレス知らなくてもプロレスラーが関わっている飲食物が美味しい。それでいい。
デブが胃袋を掴まれ禁断症状でさめざめと泣いているということ、デブが禁断症状を起こすぐらい大和ヒロシの炙りぶち海苔が美味いということだけ覚えて帰って欲しい。
米と食パンは一度ランクを上げると下げられなくなるというのは古事記にも書いてあるが、稗田阿礼は海苔も追加して欲しい。千葉県出身で実家の朝飯には毎回そこそこいい焼き海苔が出てる私ですらForbidden Doorが開いた。
推しとツーショットチェキ撮る権利と同額でいい焼き海苔が買える。
ポートレート買うなら海苔も買え。
私は買う。
8月11日に買う。
推しの誕生日を祝いながらそれはそれとして海苔を買う。

これを読んだ人は『かしましめし』も買おうね。
まだ5巻までしか出てないから追うなら今だぞい。

ここまで書いて「プロレスとトマトの話をしてるのに梶トマト選手の話題は一切出てねえな」って思いました。
そんなことあるんだ。
梶さんごめんなさい。
ハイテンション。
以上です。

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