見出し画像

創作するっていう行為自体が呼び込む躁鬱ってあるよね

僕は躁鬱の気がある。

でも、色んな躁鬱のエピソードを読む内に「そうだね」と思うポイントもあれば「そうでもないかな・・・」と思う場面もあった。

それで、僕が色々考えてたどり着いたのが「僕は創作躁鬱」なんじゃないか?という話だった。

「創作躁鬱」って何だよ。って思うので、こっから説明していく。

まず、僕は躁鬱っていう精神体質以前に「創作という行為自体が呼び込む躁鬱」があると思う。

バズるという確率の低い期待に振り回されて、アイデアを出す時に思い出すべきでない記憶を思い出して振り回され、期待と失望の渦に振り回される。

躁鬱の性質を持った人間でなくても、この精神状態には陥ると思う。

数字に振り回されて、自分への失望と期待を繰り返す。自分は凄いという全能感に囚われてマウントを取るリスクもそこにあれば、自分はどうしようも無い人間だと不能感に陥る場面もある。

創作はクリエイターを躁鬱にすると思う。躁鬱病かどうか、じゃなくて、創作をやっている事が呼び込む躁鬱は確かにある。

僕はこれを「創作躁鬱」と呼んでいる。

「創作躁鬱」の患者の人格の典型例として

・凄くナイーブで、他人の意見に感情が流されやすい
・その反面、クリエイターとしては譲れないモノがあり、創作に関しては頑固で他人の意見で創作の方針を変えるのは絶対に無理
・イケる!というモチベーションと他者への攻撃性がセットになっているケースが多く、クリエイティブのモチベが高い時にSNSをやると危険
・創作のアイデアに行き詰まるとネットニュースに異様にキレやすい体質に変わる

などがある。あてはまってたらマジで気をつけよう。

僕が思う「創作躁鬱」が題材の漫画として挙げるのが島本和彦先生の吠えろペンシリーズ。

凄くわかる。創作のもたらす躁鬱。自分はできるという全能感。でもそれに支配されたらアウトプットが支離滅裂になる。だからって落ち込んでも良いものは描けない。気持ちに振り回されながら、全力でやるしかない。そういう島本和彦先生の振り回されっぷりに凄く元気を貰える。

創作躁鬱は実在する。

だから気をつけて欲しい。創作は君を躁鬱にする。創作が健常者である君を躁鬱にするのだ。だからこそ、絶対にこれで大丈夫だと油断してはならない。もうこれでやっていけるぞと思ったその時に、創作はキミの事を裏切る。君の中に全能感が産まれた時こそ、最も兜の緒を締める時なのだ。

というワケで創作躁鬱についての話でした。

じゃ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?