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生きてる時は「ベタ」書く時は「メタ」を切り替える

創作をするためには論理を超越する必要があると感じている。

みんなはこう思う。みんなはこう感じる。そういう一般的な認知に対して「本当にそうだろうか」と否定的に。メタで世界を捉える必要がクリエイターにはある。

例えば、児童虐待がテーマの漫画を書くなら、何らかの意見の超越は必須。「なんとかしたいと思う」では読者は納得しない。問題提起をする以上、人類社会を超越するメッセージは必要だと感じる。

つまり疑う事が創作のスタートラインになるワケである。

でも、このメタ思考はかなり危うい。

バズっている動画を見ても「ふぅん。こういうのが盛り上がってるんだ。ふーん・・・」という斜に構える思考のモードになりがち。

他にも、世間の意見を超越した思想を手に入れた時の全能感が先走って「俺はこんなにも世論を超越した思想を持っているのに、何もわかっていない馬鹿なお前らと来たら・・・」という、大衆蔑視の思想もハッピーセットで付いてくる可能性がある。

世間のエモのベタに乗らない。否定的に捉える。楽しくない。こうなってくると苦しい。

ので、僕はこういう時意図的にベタに乗るようにしてる。

ハッピーセットのカービィがエモいぜ!断頭台のアウラがフリーレンの仲間になってるwww。強風の日に強風オールバックのネタを言う。

こういうインターネットのベタに、とりあえず乗っかってエンジョイする。

書く時にはメタの思考にスイッチング。世の中の具象に対して「果たしてそうだろうか・・・?」とか「本当に正しいんだろうか・・・?」と疑問を抱くスイッチを入れて、大衆の意見を超越した何かに言葉が届くように頑張る。

書き終わったらまたベタのスイッチをオン。スト6が楽しい。アニメが楽しい。あのボカロPの新曲がエモいぜ。に戻る。

世間の意見の超越を目指す。でも他人は見下さない。最新のヒット曲。エンタメはすぐに見てすぐに楽しむ。エモいぜ。と口にする。

ベタに乗っかりつつ、書く時はメタで書く。

というのが個人的にはオススメ。みんなもベタとメタを切り替えて楽しく創作をしよう。という話でした。


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