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インテリアデザイナーのライフレポート

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何を見て、どう考えて過ごしているのか?実際的なライフシーンをほぼリアルタイムや大切な記憶からレポートします。
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2018年4月の記事一覧

インテリアトレンドについて

まずは先日(2月)に行ったマナトレーディングのトレンドセミナーから遡って見ましょう。※こちらは以前に書いた記事に一部加筆しています。 (画像:マナトレーディングHPより) マナトレーディング様主催の「MANASトレンドイベント」へデザイン室メンバーで参加してきました。ファブリックのトレンドに大きく影響力を持つ「メゾン&オブジェ」や「パリ・デコオフ」「ハイムテキスタイル」から見るインテリアトレンドを、マナトレーディング営業推進室・御所さんがビジュアルとともにたっぷりとお話いた

考えて考えて

今日もプランニング。 その空間で過ごすことを、考えて考えて考えて…カタチにしていきます。煮詰まったり、ひらめいたり、ときめいたり。繰り返す イイ感じになってきた!

ANAMNESIAとオーダーデザイン

先日のギリシャ研修では、いや!ミラノでも…ゆっくりと自分のものをお買い物。みたいな時間は全然ありませんでした。というよりも、ショッピングの時間を取るるくらいなら、何かしらの展示に行きたい。と、一つでも多くの催事へと出かけてしまっていたのでした。 そんな中、ギリシャで買った唯一のもの?!オーダーデザインアイテム。 正直に言いますが、私以前からこの建築のオーダーのデザインが「好き」なのです。建築史やデザイン史でも出てきていたこれら。ドリス式・イオニア式・コリント式たちを…その

帰国して日常

充実のミラノ&ギリシャ研修出張を終え、たくさんの記憶と画像とカタログや資料の整理。カタログ関連は、できるだけ最小限に抑えたつもりでも、やはり20kgくらいになっていました。 家具・キッチン・その他などカテゴリーで分類し、まずは社内向けの報告資料をまとめていきます。そして、カジャデザインらしいマテリアルやデザイン展開や仕入れなどなど、更に目的をしぼって展開していきます。今回もいくつか、具体的になりそうな素敵な出合いや発見がありました!さて、今後も楽しみです。 サローネ関連や

ギリシャ/SPETSES

雲一つない青空の中、透き通るような青い海をボートで渡り小さな島「SPETSES」を訪ねてみました。 ここでは自家用車は不可で、タクシーや公共的に認められた車しか走れません。観光用?!の馬車が優雅に海辺を歩き、モーターバイクの人々が細い坂道を賑やかに通り過ぎます。車がほとんどないせいか、街はとってものどか。 晴れやかな青空に、ギリシャっぽい白い建物が際立って美しい。陽当たり良いところは暑いのですが、日陰は風が通ると本当に心地よいです。海辺なのに、潮風っぽくはなく、ベタついた

ギリシャの空と風を感じながら

ミラノもずっと晴れていて、こちらも雲一つない快晴です。朝晩は少し肌寒いですが、星空もとても美しい。 アウトドアもとても心地よいです。

ミラノから次の目的地へ

インテリアとデザインにあふれたミラノは、とても充実していました。そして、それらを記憶に焼き付けつつ、次の目的地へと向かいました。そこには古代の歴史が色濃く残り、都会的なミラノとはまた違った世界がありました。 世界史の教科書で見た、あのパルテノン神殿!その大きさとロケーションは圧巻です。材料は主に大理石をこのように加工して積み上げ、これを紀元前に行っていた人間の文明に荘厳な気持ちになりました。 そして更にアテネ市内を離れて、本当の目的地へと向かいます。それが、今回のギリシャ

ミラノサローネ/市内を再び

市内での目的している展示会へに再び。点在しているため、ロケーションやコミ具合からスケジュールを組んで行きます。 ↑HERMES:毎回人気のエルメスでは、今回はタイル使いが特徴的でした。中間色の色合いが艶ありの仕上げで、少し和モダンなイメージもありつつ、タイルサイズののグリット使いで立体的な構成で、オープンスペースでは大きな立体物が座れる部分、サイドテーブル的なところ、寄りかかり。など自由な感じでお茶タイムを楽しめました。 ↑DIESEL HOME:昨年と同じ場所で、今年も

ミラノサローネ/郊外へ

特急電車でミラノから少し離れたレザー工場とヴィチェンツァ市内の視察へ。移りゆく車窓は小さな旅のようで、広がる風景にほっと一息。 ヴィチェンツァの街並みは都会的なミラノとは、やはり違った落ち着き感があります。 世界遺産の「ラ・トロンダ」では幼少期を実際にここで過ごしていたというご子息の方のお話を聞きつつの内部見学もすることができて、イタリア郊外の貴族の実際の暮らしや建物や空間に対する思いを知ることができ、とても興味深かったです。

ミラノサローネ/BRERA

市内を巡っていました。こちらでの展示や参加ショップがとても多いので、絶対に見たい!優先順位とロケーションと見るベストな時間帯からスケジュールを組んで行きます。 ↑Paola Lentti:午前中の爽やか日差しがぴったりなので、まずはこちらから出発。地区は少し離れたPRADA財団の近くの工場跡地を十分に使って世界観がしっかりと伝わってきます。 ↑moooi:こちらも少し離れていますが、毎年話題で人気のところ。テーマ性がはっきりとしていて、照明器具がもはや器具というようデザイ

ミラノサローネ/多くの椅子たちと

ミラノサローネ/SAN BABILA

2日目はミラノ市内を。まずはSAN BABILA地区、こちらはインテリアショップが多くCASSINA、B&B、 GERVASONIなど集中していています。ストア展示は、各ショップの方向性や世界観を更にしっかりと表現されているので、見応えもあります。 例えば、画像ではソファを中心としたそれぞれのイメージです。CASSINAではデザイン力のあるアイテムが今年らしい色合いで、存在感がたっぷりと。B&Bではモダンで軽やかなフォルムにアクセントカラーで。GERVASONIでは定番アイ

ミラノサローネ/初日

朝から、FIERA会場へ。初日ということもあり、会場へ向かうまでも大渋滞です。チケット購入も長蛇の列になりますので、事前にWeb購入がおすすめ!とにかく広大会場とブースを回るので、効率よく回るためには作戦もとても重要です。 必ず見たいところは、リスト化し国内外各担当者から情報を入手。このところ、メジャーブースでは、一般解放エリヤと登録や予約が無いと入れない新作エリアなど区分されているパターンが多く、ブースを見るだけでもまた並ぶ必要も少なくありません。例えば、Minottiな

ミラノに到着