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巾木だって選べる

暑い日が続いていますが、皆様お元気ですか?私はこのところ物件の提案やまとめに追われておりました。さて、そんな中で本日は、「巾木」についてのお話です。床と壁の納まりを整えつつ、壁を保護する巾木(はばき)。普段はひっそりと目立たない存在なので、みなさんの生活の中では、ほとんど意識してはいないかもしれません。けれど、掃除機かけている時に、壁にゴンゴン当たっても、この巾木が受け止めてくれていたりします。

そんな、たかが巾木。されど巾木。基本的には機能的なパーツの分類でもありますが、クラシカルやエレガントなど様式によってはデコレーションとしてしっかりとデザインもします。

通常的な選定の場合は、(既製品の中でのセレクトなら)大きく2通り。

1)床つながりパターン:床や建具のベースカラーに合わせる→例えばダークカラーの床色に合わせて同色ダークカラー。建材メーカー等は床材・建具・巾木・窓枠などトータルでの展開も多く、床色を決めるとほぼ自動的に?!同色でまとまる。

2)壁面同化パターン:壁面の一部として壁色に合わせる→白系の壁紙に合わせてシンプルな白色で合わせる(素材はウッド調で白色。塩ビ素材の白色など)。とにかくほぼ同化させるためには、ここでもベースカラーの白具合の調整もしていきます。

多くの場合、メインクロスはシンプルな白色系。石目調やパターンがあるもので色はシンプルでもテクスチャーある感じで表情をつけ、その場合は巾木も白色系でシレッと同化させる感じです。

さて、ここで一つ注意をしていただきたいのは、トイレや洗面室屋アクセントクロスで壁面にしっかりと色の存在感がある壁紙を使っている場合!床も機能面からフロアタイルやタイルやクッションフロアなどフローリング以外のマテリアルを使用し、壁面も白色じゃない場合。1)床つながりパターンの場合は建具屋建具枠との色もあるので、壁面の色によってはまとまるのですが、2)でカラフル壁紙をだった場合。

「ここは今一度、巾木の色をしっかり考えてみてください」

どこに?何に?何色に合わせるのか?カラー巾木など、カラーバリエーションのあるタイプもあります。しっかりと壁面のベースカラーに合わせると、しっくりとまとまります。大きさ(高さ)も選べるものもあるので、ベストチョイスを!

まとめ

内装材を決めるとき、トイレや洗面所など床・壁に色がしっかり存在している時には、巾木などの細かい部材も忘れずに選定してください。小さな空間でもその内側に入ってみて、一空間としての構成要素を見ていくと、選ぶもの・見える景色が違ってきます。

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