価値観

留学における『経験』とは『◯◯◯』である。


『留学をする意味』のファイナルアンサーが出ました。


こんにちは。自分は今カナダのトロントという語学留学コテコテなところにいるのですが、正直日本が恋しいです。

「ホームシックかよ、みっともねぇ!」

「日本帰ってくんな!」

そういうことを言われると...  喜んでしまう自分がいます()
しかしせっかく留学をしているのだから何かを得て帰りたい。では一体留学で得るものとは?

よく留学経験者が語る留学で得たものは

「経験」 「英語力」 「友人」 「ひとときの恋人」 「ドル」

というだからどうしたという有象無象なものばかりで、これだから留学に行く意味なんてないんだと思う人がかなり多くいると思います。

ですが今回、この一見無駄に見えるものがいかに価値があり、大切なものかを書いていき、なぜ多くの人が留学を選択するのかを考えていきます。


留学を選択する人とは。

どんな人の人生にも学生→社会人という図式があります。これはいきていく上で絶対です。この図式の中で留学をする人のほとんどが学生と社会人の間で行います。特に20〜22歳の比率が高いです
もちろん大人の方で語学学校に通っている人もちらほら見かけましたが、その方のほとんどが仕事を辞めてきています。

前の記事にも書きましたが、留学に来る人のほとんどが何かに挫折した人や将来に不安を抱えている人です。
心を癒しにきている旅行者とは違い、みんな何かしら新しいものを得ようとしています。それはズバリ

『経験』

そう、この無形なものをみんな必死で得ようとしているのです!!
では多くの人が得ようとしているこの『経験』とは一体なんなのか


留学で得られる『経験』の正体

人生に行き詰まった人たちが求める『経験』についてのざっくりしたイメージは


「島根県からの上京」です。


「ん?」っと思われた方、ちゃんと説明します。

世界を日本列島のサイズにまで凝縮してみると、なんと日本は島根県くらいの小ささでしかないらしいです。

(ちっさ...)

僕は島根県に行ったことはありませんし、disるつもりも一切ございません。ですが、一生島根県から出ずに自分の将来や仕事、友人、恋人を決めるのはいささか退屈ではないでしょうか?

(本当にごめんなさい)

皆さんも一度は東京に訪れたことがあると思いますが、皆さんはどのように感じましたか?人とものが溢れここが自分のベストプレイスと思った方や、一方で地元の方が自分には合っていると思った方がいると思います。ほとんどの若者が、特に大学生がこれらの「経験」を通して自分で考え、自分の将来を決めるのです。留学はこれの世界版というだけのことなのです。

僕は都内の大学に通っているのですが、山口県出身の大学の友達は
「東京はごちゃごちゃしとる、山口んがええ」と言っていました。一方で熊本出身の友達は東京がいいと言っていました。どちらも「経験」から来た自分の考えです。

これを聞いてあなたはどう受け取ったでしょうか。東京が自分に合う合わないは日本に住む人にとって重要な問題です。それと同様に日本が自分に合うか合わないかはグローバル化した現代では重要な問題になりつつあると思います。もし自分のベストプレイスが東京だったら、はたまたカナダだったら...日本人だから日本で生きていく。そもそもこの考えが自分を苦しめているのではないのか。この可能性に目を向けずに将来を考えることは、自分の人生を狭めてしまっている可能性すらあります。

自分の中の世界地図を広げることで自分の居場所を多角的に捉えることでき、自分の現状が本当に自分に合っているのか考える力=価値観を得られると思います。

この形のない『経験』の正体がなんとなく見えてきたでしょうか。

東京に行ったところでなんの職業につくかは分からない。嫌いになって地元に戻るかもしれない。それと同様に、留学したところで自分の将来が見つかるかは分からない。でも『島根県』から外に出てみる『経験』は自分の将来に必ず繋がると思います。

外から見てみないと日本について、日本人としての自分について気づけないことがあります。この気づきがあなたの人生のヒントになるかもしれません。

まとめ

留学に目的もなくいくことはバカだというような記事が溢れかえっていますが、留学は自分の将来について考えるために無条件で行なっていいものだと思います。たとえ何かが得られなかったとしても、最も重要な『経験』は全員得られるのです。

成果主義な世の中だからこそ、何も考えずに自分を見つめ直す時間があってもいいと思います。

海外で生きていくことは多くの人にとって難しいことだともちろん知っています。ですが、ほんのすこしの留学経験から自分の生き方が見えてくると確信しています。


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