見出し画像

Web初心者向けのセミナー・ワークショップを開いて感じたこと

2020年3月5日には「Web初心者に『Web』について教えるワークショップ」を、3月8日には「ライター初心者に『オウンドメディア運用とSEO対策』について教えるミーティング」を開きました。

画像5

いずれも「初心者の方にWeb関係のことを教える」というテーマだったのですが、そこで気付いたことや感じたことなどをまとめました。


1.相手と自分の理解度は一致していない

画像1

これはもうセミナー・ワークショップ開催前から重々承知していたことなのですが、相手が初心者だと分かっている以上、「相手と自分の理解度は絶対に一致しない」ことを理解しておくべきです。

自分が当たり前に使っている用語や、「これくらいなら知っているだろう」という仕組みなども、参加者は全く耳にしたことがない場合もあります。

自分が「当然分かるだろう」と思い込んでしまっていることもたくさんあるので、参加者との距離が近いセミナーやワークショップでは、なるべく参加者の理解度を確認しながら進行していくのが良いですね。


2.専門用語は「参加者の身近な事例」を挙げて説明する

画像2

3月5日のワークショップの場合は、「Webについて全く知りません」レベルの人が対象だったので、「そもそもWebとはどういう概念なのか」という話から入りました。

そこで特に気をつけた点は、「専門用語を説明する時は、参加者の身近な事例を挙げて説明する」ということです。

例えば、わたしは「サーバー」について、次のように説明しました。

画像3

サーバーとは、インターネットに繋がっている「何かしらの情報を保存している箱」です。
Webサーバーであれば「Webページの情報」が保存されていて、メールサーバーであれば「送信メールや受信メール」が保存されています。

我々はパソコンスマホから、「情報が保存されているサーバー」にアクセスをすることで、必要な情報を手に入れることが出来るわけですね。

厳密なサーバーの定義は違うのですが、問題は「参加者の人が理解できるかどうか」という点です。

Wikipedia では次のように定義されていますが、Web初心者の人にこの内容を説明しても理解できるはずがありません

サーバあるいはサーバー(英: server)は、サービスを提供するコンピュータである。コンピュータ分野のクライアントサーバモデルでは、クライアントからの要求に対して情報や処理結果を提供する機能を果たす側のコンピュータやソフトウェアを指す。
出典元:Wikipedia

とにかく、初心者の方に専門用語を説明する時は、まずは「完璧さ」よりも「概念がざっくり伝わる」ことを優先した方が良いですね。


更に、3/8の「オウンドメディア運用とSEO対策」のセミナーでは、「meta description(ディスクリプション)」の書き方について次のように説明しました。

そのWebページがどういうページなのかということを説明するのが「description(ディスクリプション)」です。
実際にGoogleで、例えば「descriptionとは」というキーワードで検索してみましょう。

「description」について説明しているWebページが10個表示されましたね。
タイトルがずらっと表示されている中で、「どのページが『descriptionとは』という説明を分かりやすく書いているかな」と考えて選ぶ際に参考にするのが、タイトルの下の120文字くらいの説明文ですね。

これこそが「description」なんです。

「description」の書き方のコツですが、今見て頂いたように、ユーザーに「自分が求めている情報が書いてあるWebページだ」と思って貰えるように書くことですね。

こんな風に、実例を交えながら分かりやすく説明すると、「descriptionとは」という説明と、「descriptionを書く時のコツ」が同時に説明出来るので、一石二鳥ですね。


3.アフターフォローとして情報を渡す

画像4

セミナーやワークショップの中で話した内容を、参加者は100%理解することが出来ません

そのため、アフターフォローとして「参加者のためになる情報をフォローアップとして提供する」ことで、参加者の理解度を深めることが出来ます。

このフォローアップ情報は、「参考になるWebページがあったので、ぜひ読んでみてください」とWebページのリンクを貼るだけでもOKです。

参加者にとってはセミナー・説明会・ワークショップの復習になりますし、新しい知識を手に入れるための1つの入り口となります。

もしフォローアップ情報を見ない参加者がいたとしても、その方の熱意がその程度のものでしかなかったということになので、あまり気にする必要はありません。

やる気がある人・熱意が高い人を対象として、どんどんフォローアップ情報を送ってあげましょう

わたしはメディア運用とSEO対策の会では、アフターフォローとして「SEO対策」について初心者でも理解しやすいような記事をnoteにまとめ、共有しました。



以上、わたしが先週2件のワークショップ・セミナー・説明会を開いて感じたこと・気付いたことなどをご紹介しました。

やはり人に教えるのは難しいですね…

ただ、参加者の方から「もっと色々教えて欲しいです!」「スキルを伸ばしていきたいです!」といったありがたいお言葉も貰えているので、今後も引き続きサポートしていければと思っています。


note過去記事

Twitter


より良い情報を発信していければと思いますので、サポートして頂けましたらとても嬉しいですし、モチベーションに直結します。 いいね・フォローもどうぞよろしくお願いします!🙇‍♂️