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【家出東大少女V】毒親とのスマホルール

みなさんは学生がスマホを持ち歩くのに賛成ですか?反対ですか?友達と交流したり、保護者と連絡を取り合えたりするメリットがある一方、娯楽のために使いすぎて視力が下がったり本業である勉強に集中できなかったりと、悪い面も様々ありますね。
今回は、スマホを持たされていたのにも関わらず、何も意味がなかった毒親持ち家庭のスマホ事情について語っていきます!

棚に飾られたスマートフォン

私は中学1年生の時にスマホを買ってもらいました。過干渉の母親は「私が外に出る時に連絡手段がないと危ない」と言い張って私用のスマホを購入したはいいものの、初期設定だけして、棚の中に片付けられてしまいました。スマホを買うことを提案したのは母だったというのに、その母自身が「スマホを子供に渡すと遊んでしまう」と今度は言い始めて、外に行く際に一切持たせてくれなくなったのです。何のために高いお金を払ってスマホを買ったのでしょうね。勿体無いし使いたいなぁとは思いつつ、意見が二点三点するのはいつものことでしたから、諦めていました

スマホ持参論争

高校に進学しても、周りの友達は学校でも家でもスマホを使っている中で、私は母親の機嫌がいい時しか学校にスマホを持って行けませんでした。家でもリビングにスマホを置く決まりになっていたので、触ることは許されず。ですが、時々、学校の授業でスマホを使う機会があったのです。私は母親の機嫌がいい時を見計らって、学校にスマホを持っていくことの交渉をしました。様々な理由をつけて持っていくことを阻止しようとする母親と、必要性を語る私。最終的に「お前はスマホを持って行かないことを私のせいにするんでしょ、そうされるのは嫌だから持っていきなさい」と言われ、結果として私がこの論争に勝利したわけですが、理由が体裁を守るためであったことが、さすが我が母という感じでした。

娯楽のいたちごっこ

見事スマホを学校に持っていく権限を勝ち取った私。それでも、機嫌が悪い日や長時間説教をされた翌日などは「置いていきなさい」と言われて持っていくことを許されなかったこともありました。そんな中、普段勉強しかしていない私はスマホという魔法の道具を手にしてしまったことで、娯楽にハマってしまったのです。歌い手やVtuberの文化に触れてしまい、学校の行き帰りなどに動画を見るようになってしまいました。

母親は「勉強のために」スマホを持たせたということなので、私が娯楽のために使っていることは隠し通さなければなりませんでした。もちろん、悪いことであるとは思っていたのですが、仮に「動画を見たい」とお願いしても母親は絶対に許してはくれないので、隠れてやるしかない、当時の私にはその選択肢しかなかったのです。罪悪感の中、ブラウザで動画を見る日々。しかし、ある時、母親が抜き打ちでスマホをチェックするという事件が起きました。私には検索履歴を消すという悪知恵がなかったので、当然バレてしまったのです。こっぴどく叱られました。

ここから、私と毒母のいたちごっこが始まりました。禁止された子供は大抵隠れて遊ぶようになるものですよね。私も例外ではありませんでした。次は履歴を消すようになりました。しかし、これもまたバレてしまいます。私は1ヶ月で1ギガしか使えない契約になっていて、しかも使い切ると通信制限がかかるのではなく、次のステージに上がって請求金額が跳ね上がるという仕組みの契約だったのです。Wi-Fi環境下以外で動画を見ると無限にギガって消費されてしまいますよね。今度はそれでバレてしまったのです。

そこから私は、ギガを使わない方法を考えました。色々調べてみて、悪いことではあるのですが、動画を画面録画してカメラロールに保存する、という方法を取り始めたのです。(本当は良くないことなのかもしれませんが、、、)
しかし、結局バレてしまい、今度はカメラロールの削除フォルダに毎回動画を移動して復元して、を繰り返すことでバレないようにしていたのに、削除フォルダまで母親にチェックされ、またバレ…。最終的に私が辿り着いた方法は、画面録画したのちにその動画をLINEの自分1人のグループに送りつけ、毎日そこから保存して帰る前に消す。ここまで工夫をしてやっとバレずに動画を楽しめるようになったのです。
(ダウンロードしてオフライン再生できるアプリを使えばいいじゃん、と思った方、毒母の理解が足りないですね。アプリを入れたらバレてしまいますよ。)

常時監視システム

毒親育ちのスマホ事情は娯楽の話にとどまりません。iPhoneには「iPhoneを探す」という機能がありますね。事前に相手の位置情報を共有する、という設定にしておくと、オンラインにしておくだけでその人のいる場所がわかってしまうというものです。私は母親にこの機能を入れられていて、私は母の居場所を知ることはできないのですが、母は私の行動を常に監視できるのです。これに関しての面白い話もたくさんあるのですが、今回はこれくらいにしておきましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。私も娯楽を求めてしまったのは悪かったとは思いますが、鶏が先か卵が先か…。今となっては朝起きたらすぐにスマホを開き、夜寝るまで見続けてしまいますが、この生活は前まで想像もできませんでした。子供にスマホを持たせるかどうか、使う時間を何時間に縛るかなど、スマホの扱い方は難しい面もあると思います。ただ、あまり縛りすぎてしまうとこのようなことが起こる可能性もあると、頭に入れておいてください。

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