見出し画像

【家出東大少女V】 年末の毒親家庭の実態


師走も残り半分以下となってきて、新しい年が近づいていますね。が、私にとっては辛い思い出が蘇る時期でもあります。
ということで、今回は毒親家庭の年末年始の様子について、垣間見ていきましょう。

楽しくない冬休み

冬休みって、子供にとっては普通喜ばしいものらしいですね。家でぐだぐだテレビを見たり、遅くまで寝ていることができたり…。確かに、そんな生活ができるのなら、毎日早起きして学校に行って、なんとなく授業を受ける日々よりよほど楽なはずです。テレビの年末特番だって面白いものも多いし、大晦日には家族で夜更かししたり、年越しそばを食べたり。楽しい思い出もたくさん作ることができそうですよね。

でも私は、長期休みが大嫌いでした。家に長くいればいるほど、怒られる確率は圧倒的に高くなるし、逃げ場と言えばトイレかお風呂場しかなかったのですから。まあその逃げ場にいても怒鳴り声が聞こえてくることがあったのですが…。土日でさえあと何時間で学校に行ける、あと少し耐えられれば逃げられる、って考えながら生きていたのです。何時間とカウントできるレベルではない長期休みは本当に地獄でした。

冬休みと言えど起きる時間も寝る時間もいつもと同じ。私は中学生くらいからは5時半までに起きて夜10時には寝るという生活習慣だったので、それを毎日続けさせられていました。遅寝遅起きなんて絶対に許されません笑

紅白歌合戦を視聴するにあたっての謎ルール

うちの家庭にも大晦日に紅白歌合戦を見る習慣はあったのですが、私がリビングに呼ばれるのは、事前に見たいと言っていたアーティストが出ている時だけ。その時以外は部屋で勉強する、というルールでしか見ることを許してもらえませんでした。まあもっと深刻な虐待ならそもそも全く見せないのでしょうから、マシだったのでしょうね。今思えばこういう優しい一面があるのも、私が毒に洗脳されていった原因の一つなのかもしれません。
あ、もちろん10時より後ろのアーティストは問答無用で見ることはできませんでしたよ。その時間には寝ないといけなかったので。

さらに続く虐待

でも、もっと問題なのは勉強をさせられていたことではなく、私が見たいと言ったアーティスト全てにケチをつけてくるのです!
「こんなのはオタクしか聞かない」「そんなのを好きなお前はキモい」「こんなやつ可愛くない…」まあよくそんな罵倒が次々と出てくるなぁとよく思っていました。最初の頃は自分の好きなものを否定されると悔しいと思っていたのですが、だんだんとそれが日常になってくると、こんな母親と同じものを好きになるなんて嫌だから別にいいや、と思うようになっていきました。

また、これは長期休みでなくてもよくあったことなのですが、些細なことで無限に立たされたまま説教されるんですね。5分の寝坊とか、部屋が汚いとか(全然汚くないです)、行動が遅いとか…?そもそも理不尽な説教が多いので今思い出そうとしてもよくわからないことが多いのですが、とにかく本当に小さなことでもずっと怒られ続けていました。これが、学校がある日だと学校に逃げることができたので、なんとか耐えられました。でも、長期休みとなると全然逃げる先がなくて永遠に怒鳴られるのです。年末年始だと店も塾も開いていないから、買い物や自習と言って外に出ることもできません。
最悪以外の何ものでもありませんでした。

とまあこんな風に、普通の家庭の子供なら万々歳で迎える冬休みも、毒親をもつ子供にとっては地獄の日々でしかなくて、休み明けをただただ待ち焦がれる辛いものなのです。どうか、世の“当たり前”に当てはまる冬休みだけではないということを知っておいてください。

最後に

これからはこのように、私の体験談を少しずつ更新していきます!ぜひご覧ください。
X(https://twitter.com/Setsuna_nohome)を始めたので、そちらもぜひぜひ、フォロー、いいね等していただけると幸いです