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【アニメ】SYNDUALITY noir/シンデュアリティ ノワール/第24話「My name is... Noir / Drifters again」感想

(全3,333字)
皆様こんにちは。

本記事は臨時投稿の【アニメの感想】です。

かけうどん一押しのロボットアニメ、とうとう最終回を迎えました『SYNDUALITY Noir(シンデュアリティ・ノワール)』第24話の感想です。

本作品に関する記事はこちらの特別マガジンにまとめてます。


1.本アニメの概要

未来の荒廃した地球でたくましく生きる若者たちの冒険ストーリー。
描写がリアルかつストリー展開のテンポも良いロボットもの。
綺麗、可愛い、カッコいい、個性的なキャラクター。

ロボットアニメの王道を全部盛り。
見所多数、見てる時間を忘れるアニメです。

(1)第1クールのおまとめ動画

(2)第2クールPV

(3)第1クールのおまとめ記事

2.第24話「My name is... Noir / Drifters again」あらすじ

(1)冒頭シーン

ヴァイスハイトのオーダーを受け、イストワールは地球上の全メイガスの機能を停止させました。

ヴァイスハイトと対峙中、ムートンとシュネーも機能停止に陥り、トキオとマハトはクレイドルコフィンのマニュアル操縦での再起動を試みます。

そんな中、何故か機能停止していないノワール。

イストワールからミステル体内にダウンロードされた彼女は、ヴァイスハイトがイストワールに命じたオーダーの『枠の外』にいる唯一の存在だったのでした。

カナタとノワールの息の合ったコンビネーション。

そして、何よりも2人の気迫がヴァイスハイトにプレッシャーをかけます。

表面的には平静を保ちつつも、ヴァイスハイトには次第に焦りの影が…。

(2)激闘の末に…

ノワールの存在を『メイガスでもなければ人でもない。』と蔑みつつ、ヴァイスハイトは物心両面の猛攻撃を仕掛けます。

『ノワール、奴の言うことなんか聞くな!』

『…実は私も迷っていました。でも、私は私…』 

自分一人の力では自分を認識することはできない。

今までに自分と関わった人たちとの絆で自分はつくられている。

そう思った時。

ノワールがこれまでに記録してきた大量の写真データがデイジーオーガのコクピット内のモニターを埋め尽くし、それらがひとつの光になって昇華し、機体中央の電子表示のマークが、メイガス搭乗時のエンブレムから『∞/無限』マークへと変化します。(今話最も興奮するシーン!)

何とかヴァイスハイトと互角の戦いを繰り広げるも、デイジーオーガは満身創痍。レールガンも近接戦闘用のブレードも破壊され、防御用の誘導弾も撃ち尽くします。

『これくらいは出来るんだぜ!』

ピンチ極まりない所で、トキオのジョンガスメーカーとマハトのギルボウがヴァイスハイトの機体を両脇から羽交い締めにします。

『行け!カナタ!』

トキオとマハトの掩護を受け、デイジーオーガはイストワール最先端部に位置するミステルの元へとたどり着きます。

『ミステル!目を覚ませ!』カナタの問いかけに反応しないミステル。

『…僕の鍵に触るんじゃない!』

そこへ、トキオとマハトを振りほどいたヴァイスハイトが追撃、デイジーオーガにナノマシンによる拘束を加え、トドメの一撃が繰り出されようとします。

その瞬間…

まばゆい光がデイジーオーガを包み込み、ノア・ゲームチェンジャーが放った強烈な一撃を完全に打ち消します。

『毎度、目覚めた瞬間こう言う状況なのは勘弁してくれ…』

覚醒したミステルがデイジーオーガのコクピット内に現れます。

さながら2人のメイガスが乗っているかの光景に、『カナタ~両手に花だな!』と突っ込むトキオ。

『ヘッポコ!』

『わかってる!時間稼ぎすればいいんだろ!』

次々と繰り出されるヴァイスハイトの容赦ない攻撃をかわし続けるカナタ。ミステルはノワールに今までの記憶を頼りに敵の攻撃を『感じろ!』と促します。

『ミステルと一緒だった記憶…シエルとの記憶…』

自分の中に流れる記憶をたどりながら集中するノワール。

ノワールとミステル、ふたり渾身のメイガススキルが発動します。

ダブルメイガススキルをまともに喰らったノア・ゲームチェンジャーはイストワールの外壁に押し付けられて行動不能に。

『これで…最後だ!』

全ての武器を失いながらも、カナタは機体ごとノア・ゲームチェンジャーに体当たりします。

(3)ヴァイスハイトの最期

カナタの最期の一撃で戦闘不能に陥るノア・ゲームチェンジャー。

しかし、戦闘の影響でステーション本体にも深刻なダメージが。

シリンダー内部の空気が一気に宇宙に吸い出されそうになり、ヴァイスハイトの機体もろとも外に放出されそうになった時、トキオとマハトの機体が駆け寄り手を伸ばします。

『俺はまだお前をぶん殴っていねぇ!』

トキオとマハトの通信を切り、イストワールに問いかけるヴァイスハイト。

『…メイガスなき世界の実現は可能か』

イストワールは答えます。

『…可能。しかし、メイガスと共にあることで、より早く人類の復興が達成される可能性もある。』

通信のスイッチを再びオンにしたヴァイスハイトに、3人が必死に呼びかけています。

3機のコフィンが伸ばすアームを払いのけ、ヴァイスハイトはステーションに開いた穴をノア・ゲームチェンジャーの機能で応急処置し、宇宙空間に自ら飛び出します。

『…眠いな。最後に眠ったのはいつだったかな…。』

ふと彼の脳裏には、うたたねをしている最中、子守唄を歌ってくれているシエルの姿がいる光景が浮かびました。

(4)ラストシーン

『さすがにやり過ぎた。脱出しろ!ミステルが誘導する。』

ミステルの導きで降下カプセルまでたどり着く3機のコフィン。

カナタにはミステルがココに残ると言い出すことはわかっていましたが、彼女を置いて行くことはできないと食い下がります。

『こんな危なっかしいモノ、放ってはおけないだろう。誰かが管理しなければならない…。』

ミステルは宇宙ステーション内にとどまり、自らがイストワールの管理者になる道を選択します。

『すぐにはムリだけど、必ず迎えにくる!それまで待っててくれ!』

『ああ、期待はしないが、待っててやる…』

カナタの言葉に微笑みながら手をふるミステル。

別れ際、『カナタ』と『ノワール』、二人を初めて名前で呼ぶミステルは笑顔でした。

『…これで、やっとマスターの夢の続きが見られる…。』

(5)その後

『今度は海でも渡ってみっか』

トキオは相変わらず、さすらいの旅を続けています。

マハトは人類復興のための活動を開始。

マリアのベースでは、マイケルがマリアにプロポーズしようと花束を抱えて仁王立ちしているところへ、打ち上げに失敗したマリアのロケットが降ってきます。

『カナタたちが遺跡から戻るまで待てばいいのに…』

姉をたしなめるエリーは髪形が変わってます。(超可愛いです!)

『ノワールと二人きりで大丈夫なの?』

イタズラっぽくニヤける姉に、エリーはためらわず『今の2人なら大丈夫』と自信を持って答えます。

取り乱さないエリーに、アンジェはちょっと物足りない感じです。

(宇宙港遺跡)

『使えそうなものはこれだけしか無かったよ…。』

大事そうにジャンクパーツを詰め込んだ箱を抱えたカナタが、ロケットの残骸の下から出てきます。

カナタはノワールと夜空の星を見上げ、イストワールへの遥かな道のりを思い描いているのでしょう。

3.感想

『ロボットアニメ=戦争』と言うイメージが、どうしてもありますよね。ロボットは兵器として扱われることが多いので、仕方ないと言えば仕方ない。

本作品は、製作者側の考えとして、若者たちの冒険物語や、世界が彼らの手で再生して行く、明るい未来を描くと言うコンセプトに基づいて構成されたアニメでした。

諸所に昭和時代を彷彿させる描写や世界観等がありはしましたが(あれはあれでいい/笑)、本作品は氷河期と言っても過言ではないロボットアニメの新たな世界を切り開いてくれたと思います。



ミステルは最後イストワールに留まったシーンは少し切なかったですが、それによって、カナタとノワールの新しい旅の目的にもなったのを考えると…。

シーズン3

あっても

いいんじゃね!?


と思います。

いや、あって欲しいな。

無かったら…

漫画か小説でも書くか…(ボソ)



最後まで読んで頂いてありがとうございました。

メイガスはいつもあなたとともに。


4.付録/再放送情報(文字カウント外)

TOKYOーMX、BS11にて4月7日(日)22:30から、本作品の再放送が決定しているようです。もし、まだ観られていない方で、興味のある方は、この機会に一度ご覧になられてみてはいかがでしょうか?


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