ビバ、初恋
金曜日 23:30
○○: ふぅ~、ようやく帰れる。
名前は○○、社会人三年目で初めて大きな仕事を任された。今日も残業でキリの良いところで帰宅の途につく。
○○: なんとか終電に乗れた~。最寄りの終点まで50分位か。
しばらくすると空いていた隣の席に一人の女性が座ってきた。
○○: (こんな時間に自分以外の乗客なんて珍しいな。)
そのまま電車に揺られ30分ほどがたった時
○○の肩にトンっと何かが乗っかってきた。
○○: (ん?俺の肩で寝てる。ってかめっちゃいい匂いするし///)
○○はその女性を起こすことなく○○の最寄りの終点まで走っていった。
終点に着き○○は隣の女性を起こす。
トントン
○○: あの~、終点に着きましたよ。
??: ん、すみません寄っ掛かっちゃって。ん、○○?
○○: もしかして…美波!?
美波: 久しぶり‼️ってかここどこ?
○○: △△駅ですけど。
美波: えー!どうしよう……
○○: もしかして…寝過ごしちゃったとか。
美波: …うん。お金もないから帰れないし…
○○: もし良かったらうち来る?
美波: いやいや、そんな。
○○: でも、今日泊まるところないんだよね。
美波: それじゃあお言葉に甘えよっかな。
○○: それじゃ行くか。ここから歩いて10分位だから。
二人は○○の家に向かっていった。
ガチャ
○○: 狭いとこですがどうぞ。
美波: お邪魔します。綺麗にしてるね。
○○: まぁ、掃除は嫌いじゃないので。
○○と美波は小中の同級生で中学卒業以来会ってなかった。
ぐぅ~
美波: あっ///
○○: フフッ、お腹空いたな、何かあるもので作るよ。
美波: 私も手伝う。
○○: 美波は普段料理とかするの?
美波: 料理はするよ、一人暮らしだから。○○は?
○○: 俺も結構するかな、親が料理作るの好きだったからその影響で。
数分後
○○: よし、食べよ、いただきます。
美波: いただきます。
美波: ん!おいしい!
○○: お口に合って良かったです。
ご飯を食べ終えた二人はそれぞれお風呂に入り寝る準備を始めた。
○○: 美波は俺のベッド使って、俺はソファで寝るので。
美波: 泊めさせて貰ってる身だし、私がソファで寝るよ。
○○: あ、そしたら一緒にベッドで寝れ…ないか笑
美波: …いいよ。
○○: え?
美波: ○○が一緒に寝たいなら別に…それでも///
○○: じゃ、じゃあ一緒に寝ますか///(急に可愛すぎだろ///)
美波: でも、変なことはダメだからね。
○○: もちろん!
○○: それじゃ、おやすみなさい///
美波: おやすみなさい///
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翌朝、○○が目を覚ますと隣に美波の姿はなかった。
○○: (もう帰っちゃったのか…)
○○がリビングに向かうと何やら美味しそうな匂いが。
美波: ○○、おはよう。
○○: お、おはよう…
美波: 私の顔見つめて、何か付いてる?
○○: い、いや、てっきりもう帰ったのかと。
美波: お世話になったのに礼も言わず帰ったりしないよ、それより朝ご飯作ったけど食べる?
○○: 食べる。
○○・美波: いただきます。
○○: ん、うまっ!
美波: 良かった~。
○○: こんな美味しい料理作れるならいいお嫁さんになれそう。
美波: あ、ありがと///
○○: 俺は土日休みだけど美波は?
美波: 私も。てか、家に戻らないとね。
○○: そしたら車で送るよ。
美波: いいの?
○○: もちろん。
美波: ありがと。
朝ごはんを食べた○○と美波は○○の運転で美波の家に向かった。
美波: ○○、ありがとね。
○○: うん、今度は寝過ごしちゃダメだよ笑
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金曜日
○○は初めて任された大仕事が佳境を迎えていた。今日は取引先との商談。応接室に通された○○はド緊張していた。
○○: ふぅ~、大丈夫。今日までしっかりと準備してきたんだ。
コンコン
??: 失礼します、本日△△に代わりましてわたく…し…。
○○: み、美波!?
美波: ○○!
○○: このプロジェクト美波も関わってたんだ。
美波: そう、本当は別の人が対応する予定だったんだけど急遽私になって。
○○: …とりあえず始めますか。
美波: そうだね笑
1時間半後
○○: 以上が我々の計画となります。
美波: わかりました、再度こちらで精査させていただいて最終的に結果を出す形になるかと。
○○: よろしくお願い致します。それでは失礼いたします。
美波: ○○、これLINEのID。
○○: ん。
美波: 今日空いてる?
○○: あぁ、空いてるけど。
美波: この前のお礼させて。
20:00
美波: お待たせ~。
○○: で、どこ行くの?
美波: んふふ、今日は飲むぞー‼️
○○: マジか……
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美波: ○○~///ギュッ
○○: 美波、飲みすぎ。
美波: エヘヘ~まら飲むよ~🎵
○○: ほら、帰るよ。
美波: まりゅまりゅ~😪
○○: はぁ~。
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○○: 美波~、家着いたよ。
美波: ん、うん…
ガチャ
○○: 早く寝なよ、じゃあな。
ギュッ
美波: まだ行かないで。
○○: 美波?
美波は○○の胸に顔を埋めたままだった。
○○: わかったから、ほら寝るよ。
美波: コクン
○○と美波はそれぞれお風呂に入り寝る準備を始めた。
○○: 本当に俺泊まるの?
美波: 私のこと独りにするの?
○○: わかったよ。
美波: イェーイ!もちろん一緒のベッドで寝るからね。
○○: は?
美波: この前も一緒に寝たでしょ。
○○: いや、あれは…
美波: 何?(圧)
○○: 一緒に寝させていただきます。
美波: 最初からそう言えばいいんだ。
二人は同じベッドに入る。
美波: 顔近いね///
○○: なんで言い出しっぺが照れてるんだよ。
美波: おやすみ///
○○: おやすみ。
翌朝、美波がリビングに向かうと○○がいた。
美波: あれ、何で○○が?
○○: どっかの誰かが「まだ行かないで。」とか言うから。
美波: ……///
○○: 思い出したか笑
○○: ほら、朝ごはん作ったから食べるぞ。
○○と美波は朝ごはんを食べ、リビングで過ごしていた。
○○: そろそろ帰ろっかな。
美波: …○○。
○○: ん?
美波: 今度さ、遊びに行こうよ。
○○: いいよ。
美波: ほんとに?どこ行こうかな。
○○: 考えてたんじゃないんかい笑
美波: あ!いいこと思い付いた。
○○: 嫌な予感しかしない笑
美波: 旅行行こ、泊まりで。
○○: ほら~。
美波: 何、嫌なの?(圧)
○○: 喜んでいかせていただきます。
美波: さっすが○○🎵
○○: ほぼ恐喝だろ。
美波: あ?
○○: み、美波と旅行なんて楽しみダナー
美波: でしょ?行きたいとこ決まったらLINEするよ。
○○: そうかい。じゃあな。
美波: うん、また飲もうね。
○○: 美波酒癖悪いからなぁ
美波: いつもは酒癖悪くないし!好きだった人と久しぶりに会って緊張してたから一気飲みした訳じゃないから!
○○: …へ?好きな人?
美波: バカ…///
○○: 美波。
美波: 何…
ギュッ
○○: 俺も美波に会えて嬉しかった。本当はまだ帰りたくない…
美波: ○○…
チュッ
美波: エヘヘ、しちゃった///
○○: ズルすぎるよ///
To be continued.
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